2018年5月28日

「Panigale V4」の国内登場に合わせて メディア向け“ワークショップ”を開催

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Ducati JapanがPanigale V4国内登場に合わせてメディア向けワークショップを開催。今後の各誌の試乗記事等に乞うご期待。


 
 スーパースポーツの頂点に君臨してきたDUCATIのPanigale1299をさらに凌駕する、ハイパースポーツモデルとして注目を集めているPanigale V4がいよいよ国内デビューする。それに合わせて、このほどDucati Japanがメディア向けの“ワークショップ”を開催した。
 日常的に高性能バイクも試乗する機会の多いメディア関係者といえども、このPanigale V4を全うに評価するには、心の準備と、詳細なメカニズムの知識が必要、との配慮による有意義なイベントだった。
 
 すでに多くの情報が入ってきているが、最大の特徴はやはりドゥカティのアイコンであるはずのLツインと決別し、最新テクノロジーを満載したV型4気筒エンジンに注目が集まってしまうことは致し方ないことだろう。
「デスモセディチ・ストラダーレエンジン」の名称で呼ばれるそれは、「デスモセディチGPエンジン」と同様、81mm(MotoGPのレギュレーションで許容される最大値という)のボアを有し、デスモドロミック機構を採用。ストロークはレース用エンジンより長く設定され(総排気量1,103cc)、低中回転域のトルクを引き上げるとともに、最高回転数を下げてパワーコントロールを容易にしている。とはいえ最高出力は214ps/13,000rpm。セグメント中最もパワフルなモーターサイクルであることに変わりはない。最大トルクは12.6kgm/10,000rpm。このような圧倒的なパフォーマンスにもかかわらず、デスモセディチ・ストラダーレエンジンは、長いメインテナンス・サイクルを実現し、バルブクリアランスの点検・調整も24,000km毎の設定されているというのには驚かされる。
 
 このハイパフォーマンス新型エンジンの搭載を実現したのが最新世代のエレクトロニクス・パッケージである6軸対応のボッシュ製慣性プラットフォーム(6D IMU)で、あらゆる走行状況においてアクティブセーフティとコントロール性を高めているという。その秘密は、ブレーキング中のドリフト制御、サーキット走行用に開発されたフロント・ホイールだけに作動するコーナリングABS、リーンアングルも考慮に入れたドゥカティ・クイック・シフト(シフトアップ/シフトダウン)など紹介しきれないほどの新しい制御システムの数々なのだが、それらはライダーには3種類の新しい「ライディング・モード」(レース、スポーツ、ストリート)として提供されるという。
 こうした数々の最新メカニズムを理解した上で試乗してください、というのが“ワークショップ”の目的だった。
 
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「3歳からバイクフリークだった」というスゥエーデン生まれのDucati Japanリンドストレーム マッツ代表取締役社長。


 
 今後国内に導入されるPanigale V4の紹介記事は、メディアもこのように“学習”した上で詳細をお伝えすることになる。まさに乞うご期待だ。ちなみに正式な価格が発表されているので紹介しておこう。ベーシックなPanigale V4がメーカー希望小売価格(消費税8%込み)2,639,000円、オーリンズ製電子制御サス、オーリンズ製ステアリング・ダンパー、鍛造アルミニウム製ホイール、リチウムイオン・バッテリーを装備したPanigale V4 Sが3,280,000円、さらにカーボン製前後フェンダー、ヒールガード、スイングアームカバー、削り出しアッパーブラケット、アルカンターラ製シート、アジャスタブルフットペグ、レース仕様の可倒式レバーなどを装備したPanigale V4 Specialeが4,550,000円。

■撮影:依田 麗/Ducati Japan