DUCATI MULTI STRADA 1200S Page4 Title

実際に様々な場面であえて大人しく、あえて普通に、あえてアグレッシブにと色々な自分モードで走ってみた。中でも4バイクIn 1というコンセプトの中で一番期待をしていなかった(失礼)のがエンデューロモードだ。これでもか、と制御バリバリで、滑らない、回らないという教育的指導モードかと思ったら、トラクションコントロールの介入度からもわかるように、ある程度の滑りを織り込み、ソレでいて、危なくなるようなことがないようにしてくれている。前後のタイヤの回転差からセンシングするトラクションコントロールは、極低速では介入度が弱く、ちゃんとアクセルターンが決められたのには驚いた。というよりこの手のバイクでアクセルターンを決めたくなる程度の重さしかない、ということを先に褒めるべきだろう。前後17インチ、しかもフロントに120/70ZR17、リアに190/55ZR17なんていうどう見たってオフ向きのサイズじゃないタイヤで、相当にファンな走りを楽しめる。

なによりこのトラクションコントロール、加速方向もさることながら、コーナリング中の効き具合も絶妙。基本、アクセルを開ければ介入度2であっても制御が効きっぱなしになるが、それでもスピードの乗りが早く、フラットダートだと250のオフ車なんてセカンドギアに入れた頃には彼方後方へと置き去りにする。まあ、馬力も三桁。フラットダートならCB1300SFだって似たようなことは出来る。ならばとギャップの多い道に連れ込んだ。スタンディングでギャップをいなしながら、フロント荷重を抜きつつ突き進むような場面だ。まず驚いたのがスタンディングがオソロシク決まるポジションの良さ。正にオフ車だ。ハンドル、ステップ、そして膝とボディーのコンタクトは完璧。しかもステップのゴムラバーを外せばオフ車的ギザギザのワイドステップが顔を出す。モトクロスブーツを履くならもっとペダル角度を変える必要があるだろうが、当日履いていたガエルネのタフギアやそれに類するシューズなら、峠道を攻めたあと、そのままダートになっても使い勝手もプロテクションも抜群。ウエアリングにもクロスオーバーが求められる。

ギャップの多い道を前後のサスペンションを見事に動かして駆け抜けるムルティ。200キロを切る車重はこうした場面での運動性に大きく効いてくる。コントロールしやすさはライバルを寄せ付けない。
ギャップの多い道を前後のサスペンションを見事に動かして駆け抜けるムルティ。200キロを切る車重はこうした場面での運動性に大きく効いてくる。コントロールしやすさはライバルを寄せ付けない。
トラクションコントロールが効いてもこのぐらいはリアが出る。いや、これぐらいで制御されるから半端ないコーナリングを心の底から楽しめるのだ! 凄い。本当に凄い。アクセルを大きく開け、トラクションコントロールが効きっぱなしでもロービームが上を向くほど加速している。それでいて前輪からは接地感が薄れない。
トラクションコントロールが効いてもこのぐらいはリアが出る。いや、これぐらいで制御されるから半端ないコーナリングを心の底から楽しめるのだ! 凄い。本当に凄い。アクセルを大きく開け、トラクションコントロールが効きっぱなしでもロービームが上を向くほど加速している。それでいて前輪からは接地感が薄れない。

サスペンションは前後170mmのストロークを持つが、今回走った限りフラットダートや、ギャップの多いトレールではボトミングすることなくこのバイクのパワーとスピードを完璧にフォローしてくれた。ただし、深い砂や濡れた土の上は大径ホイールに分があり、ナーバスな動きをする点だけは頭の片隅に入れておく必要がある。

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