9月の第1日曜はスターの日! 9月6日、ヤマハのクルーザーモデルオーナーとファンに向けたスターミーティングが、長野と北海道で同時開催された。ドラッグスターの誕生10周年にあたる2006年に初開催された『スターミーティング』も、今年で第10回目を迎えて内容も人気もますますパワーアップ。同時開催が予定されていた九州会場は荒天によりやむなく中止となったが、長野会場1000台、北海道会場は300台にのぼるスターシリーズが集結、10年目の“特別にスターな1日”を過ごした。1年半ぶりにライダー復活した荒川静香さんも参加して雨模様の空も何のその、大いに盛り上がった長野会場のレポートをどうぞ!

●文・写真:高橋絵里
●取材協力:YAMAHA

「去年来てみたら、すごく楽しかったので」
「荒川静香さんがバイクに乗る姿をひと目見たくて」
「ここに来たときだけ会える遠方の友達がいるので」
 参加への動機はそれぞれ違っても、つながりはスターシリーズ。広い駐輪スペースをドラッグスター、BOLT、ミッドナイトスターやストライカーが埋め尽くす。思いを込めたカスタムやこだわりのペイント、ワンオフのアクセサリーなど、駐輪スペースだけでも魅惑の世界に心が躍る。とにかく「毎年この光景が見たくて」というライダーも多い。カップルや親子でのタンデム姿が目につくのもスターミーティングの特徴だ。ヤマハオーナーではないけれどヤマハファンというライダーも大歓迎なので、他メーカーや4輪での来場者は隣りの駐車エリアへ、ここも満車状態だ。
 今年の長野会場は雨が降るかも、いや絶対降る予報だよねということで、さすがツーリングライダーらしく、誰もが雨のための装備は完璧だ。

 おかえりなさい、荒川静香さん! 昨年の秋に一児のママとなり、しばらくバイクをお休みしていた荒川静香さんがライダー復活! “ジャパン・クルージング・アンバサダー”の荒川さんが颯爽とステージに上がると、雨雲の下の会場がにわかに明るくなるようなオーラだ。
「今年の6月に、1年半ぶりでツーリングをしたのですが、意外とスムーズに乗れました」とさすがは勘を取り戻す早さも一流アスリート。
 さらに「子供が生まれたことで、生活の中の様々な優先順位がこれまでとは変わりましたね。育児とスケートのお仕事をしながらバイクに乗るのは確かに忙しいです。でもやはりバイクが大好きですし、自分が今したいこと、今できることを後回しにはしたくないと思うんです」と、きっぱり。
 会場の女性ライダーやママライダーたちも真剣に聞き入りながら、みんな笑顔で頷いている。この日の荒川さんはチャリティオークションやトークショー、盲導犬募金贈呈式などのステージプログラムに参加し、「雨でも私は大丈夫。二輪免許の検定の日も大雨の中で合格しましたし」とのことで、参加者の皆さんと一緒に1時間ほどのミニツーリングもする大活躍。母としてプロスケーターとして、そしてライダーとして輝く荒川さんの美しさに、誰もがうっとりと見とれてしまうのだった。

 広々とした会場では、9時のオープニングからあちらこちらで賑やかなプログラムが始まって、どこから見ようか迷ってしまうほど。まずはエアストリーム55MPHのカフェコーナーでゆっくりコーヒーを味わったら、ステージのライヴに聞き惚れたり、お宝品が続々登場のチャリティーオークションに参加したり。ヤマハクルーザー展示コーナーはもちろん跨り自由だし、BOLTの最新ドレスアップデモ展示車やアクセサリー販売のブースエリアも見逃せない。
 盲導犬体験コーナーでは、ナイスライド盲導犬募金のPR犬オーパス号がアイマスクをした参加者をしっかり導いてくれて、普段はなかなかできない貴重な体験が感動的だ。さらに地元グルメの無料振る舞いや餅つき大会もあって美味しさも満点。雨に濡れながらの集合写真撮影もきっといつしか懐かしい思い出になっていくだろう。また来年!のスターミーティング、参加者同士の「また来年ね!」という挨拶もまた広がっていった。

受付ではスターミーティング10周年記念のデザイン入りオリジナル“来場記念マフラータオル”と“SPLステッカー”が配られた。これまでの各回のステッカーをバイクに貼っているライダーも多い。 受付ブース隣りで販売された、今日ここでしか手に入らない“スターミーティング3会場限定記念Tシャツ”200枚は受付で配布のマフラータオルと併せてコーディネートできるクールなデザイン。“記念ロゴ入り本革キーホルダー”140個と共に、かつてない記録的短時間でまたたく間に完売した。 会場アンケートに回答するともれなくもらえるのがこのピンバッヂ。トリシティ125、YZF-R25、MT-09 TRACERの3種類から選べる。DSがあったらもっと嬉しいけど、でも可愛くてレアなところが人気。
スターミーティングに欠かせない音楽は、ボーカリスト・池の本和美さんのステージライヴ。’70年代ポップスをJAZZYにアレンジ、かと思えば『夏の思い出』など懐かしい唱歌をしっとりと歌い上げるなど、会場全体が自然と一緒に口ずさむ。そんな池の本さんの愛車は昨年までDS250だったのだが、なんと今回「大型免許を取って念願のBOLT乗りになりました!」と発表、歌とともに拍手を浴びた。 恒例のチャリティオークションは荒川静香さんの直筆サイン入りヘルメットからスタート。「あのー、ぜひ一回被ってもらってから受け取りたいです!」とのリクエストにも笑顔で応じる優しい荒川さん。オークション売上金は全額ナイスライド盲導犬募金に寄付された。 すっかりお馴染みとなった55mph・エアストリームがこの日は「RIDERS CAFE by BOLT」に。オーダーを聞いてくれるブロンドのお姉さん達が美しすぎて、オープニングから長蛇の列が。
マシン展示コーナーではヤマハクルーザー最新モデルと海外向けモデルが並び、跨ってみれば「モデルごとに雰囲気の違いがよく分かる!」と人気。次に買うモデルの参考に、と端から順に1台ずつ跨る→写真撮る→SNSアップする、を敢行するライダーも。 プロトのブースではゼロデザインワークスのBOLTローダウン&コンパクトスタイルのデモ車を展示。 細部までクールな仕上がり、話題のBOLT Cafe最新キジマSPLモデルの実車が初お目見えのキジマブース。
出店ブースエリアは出版社やカスタムパーツ、ケミカル、アパレル、アクセサリー、通信機器、地元物販など盛りだくさん。中にはこの日だけの超お買得な特価品や豪華景品の抽選会もあり、宝探しのようなブース巡りも充実。
スターミーティングですっかりお馴染みとなった人気者が「盲導犬育成基金 ナイスライド募金」のPR犬たち。盲導犬のピンキー号とオーパス号はこの日も盲導犬体験コーナーで大活躍、ステージでは日本盲導犬協会への募金贈呈式もおこなわれた。毎年ここで募金するのが恒例という参加者も多い。
メインステージ横に特設のスターミーティング10周年記念テント。1996年のドラッグスター誕生から現在までのモデルヒストリーが年代ごとに解説され、最新のDSやBOLT誕生への進化の過程が興味深い。同時に世の中の出来事欄などもあり、思わず各自この20年を振り返ってしみじみしたり。 『MOTORISE』(BS11、毎週火曜日23:00〜オンエア)の新人アシスタント・国友愛佳ちゃんが来ていて、参加者との写真撮影や握手でMOTO RISE放映日などをPR。会場ではBOLTにも乗ったそうで、10年ぶりのアメリカンライドに緊張したとか。 行きたいけれどどうしても来られないという人のために、USTREAMチャンネルにて『つながるバイクスタッフ』によるライブ中継がおこなわれた。時には北海道のスターミーティング会場とも中継が繋がり、互いの様子について紹介し合うひとときも。
富士見町観光協会と富士見高原の提供により、きのこ豚汁、フライドポテト、焼きもろこし、ポップコーンなどが無料でふるまわれた。もちつき大会に参加し、つきたてをほおばるのも恒例、結構満腹。
昨年11月の出産を経て、1年半ぶりにライダ-復帰を果たしたJAPAN CRUISINGアンバサダーの荒川静香さん。トークショーではBOLTオーナーとしてバイクの魅力を語るとともに、「子供は10か月になり、離乳食を本当によく食べるんですよ!」など育児の話題も出て、ママライダーの魅力もいっぱい。
荒川さんとのジャンケンで幸運な男女10名が選ばれた“荒川静香さんと行くミニツーリング”。あいにくの雨模様だったが森の中を走り抜け、牧場の広がるカフェに到着、お茶とおしゃべりのひとときを過ごした。「雨の中を走るのも慣れているので平気ですよ!」と荒川さんも余裕の走り。
やすきさん BOLT Rスペック from神奈川県
「今年の6月納車で伊豆、富士、房総などへのツーリングで9500km走りました。年間3~4万kmは走ります。それまではドラッグスター400だったので、トルクが一挙に3倍になって長距離もとてもラクですね。この秋は東北方面を走ってみたいかな。タンクの941は排気量ですが、字体は日本の戦闘機をイメージしています」
はたさん DS400 from群馬県
「ドラッグスターに乗って2年、というわけでスターミーティングも2回目の参加です。今日は以前に雑誌のオーナー撮影会で知り合った仲間と一緒に来ました。楽しみます!」
たぽんさんファミリー DSクラシック1100×2台 from大阪府
「2台にタンデムで、大阪から1泊して来ました。いま小学3年生と2年生の息子たちが3歳くらいの時から、こうして家族旅行しています。息子たちも後ろでよく寝ちゃうけど(笑)楽しんでくれてます。ヤマハさん、スターミーティング10周年おめでとうございます、僕ら夫婦も結婚10周年なんですよ!」
甚内さん DS400 from栃木県
「16歳からバイクに乗ってかれこれ30年、最初から4台はネイキッドばかりでしたが、アメリカンに乗ってみたくなり、DS400にして2年になります。さすがロングライドもラクですね。スターミーティングは初めて来ました! リアシートのシュラフですか? これは野宿用ではなくて、実は背もたれ代わりです」

あまさん DSクラシック400 from群馬県
「ドラッグスターに乗って6年目くらい、スターミーティングは2回目の参加です。これほど沢山のスターシリーズが集まるのはここだけですね、楽しいですね」
デブゴンさん XVS950/フーミンさん BOLT from長野県
「今日は息子のXVS950を借りて来ました。普段は息子を含めた家族3台で走ることもあります。ツーリングの思い出ですか? 去年のスターミーティングに来るとき大雨に降られたことかなぁ」(デブゴンさん)「BOLTは足つき性が良く、ハンドルを少し手前位置にしているので小柄な私も安心して走れます」(フーミンさん)
みつおさん XV1900A ミッドナイトスター from栃木県
「20歳の時からDSクラシック1100に8年乗り、去年の夏に乗り換えました。これまで北海道や東北、中国地方などロングツーリングも色々しましたが、中でも印象に残っている風景は北海道の日本海オロロンラインかな。今年の夏は岩手県の被災地を訪ねる旅をしました。スターミーティングはこれで5回目の参加になります」
横山さん XV1900 Raider SCL from東京都
「カスタムしてあるのと色が気に入って東京のショップLIRICAで去年の夏に買いました。日本に1台だけのSPLカスタムなので乗っていると声をかけられます。スターミーティングは今日で4回目、スターシリーズが集まって色々なカスタムも見れて楽しいですね。そして盲導犬募金をするのがここに来たときの恒例です」
案山子さん DSクラシック1100 from埼玉県
「この愛車には8年乗っていて、スターミーティングはこれで4回目の参加です。仲間2人と来たのですが、たまに一緒に走ったり、ミーティング会場に来ると年に1~2回会ったりする知り合いもいて楽しいですね」

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