テクニックは全くないクセに、実はバイク歴はけっこう長く、今まで何台も乗り継いできたワタシ。今回で6回目になるこのシリーズでもいろんなバイクに試乗してきたのですが、その中でも「シーさん」こと、ホンダCTX700は快適で、最高に乗りやすく、たまらなく楽しい体験が出来るシロモノだと感じております。

 まずは運転姿勢がとにかく楽で、体に負担を感じないし操作も楽。その時々の状況に合ったギアを勝手に選んでくれるし、モチロン燃費だっていい。オマケに、停車しているときには、何人もの人が珍しそうに眺めていったり、話しかけてきたりするし、ちょっとした有名人気分も味わえちゃいますよ。

サイコーの相棒、「シーさん」ことCTX700DCT。詳細はでご確認くださいね。
CB1300スーパーボルドールみたいに小物入れが付いているとさらに便利なんだけどなぁ〜。 と、思ったら、実はタンクのフタを開けるとガソリンキャップ上部が小物入れに。
今回初めて体験のパニアケース(オプション)。カギも掛けられるしサイコーに便利です。 こちらもオプションのリアキャリアとバックレスト。2人乗りも快適で安心。
フックもあるから荷物もしっかり留められるよ。 ちなみにタンクは金属ではないのでワタシの磁石式のバックはベルトで固定しました。

 さてそんなシーさんとも明日でお別れ。編集部にお返ししなきゃいけないのです。なので最後の思い出作りに久しぶりに富士山あたりをブラブラしてこようかなって思っています。

 朝7時、高円寺のアパートをスタート。青梅街道を西へ走り、カンパチ(環状8号線)へと左折、その後甲州街道(国道20号線)に入ります。かなり渋滞の中チンタラと走っていると、郊外に向かうにつれ段々とスムーズに走れるようになってきました。

 八王子から国道16号線に入り南下、橋本より国道413号線へ。ここは通称「道志みち」といいまして、山の中へ入ると急カーブが続きます。休日になると暴走ライダーがムチャクチャな走りをするので怖いのですが、今日は平日なのでのんびりと走れます。

 今日はスタートからずっとATモードのドライブモードで走ってきたのですが、山道ではやっぱりMTモードに切り替え、エンジンブレーキを活かしながら進んでいきましょう。

 やっと山中湖へ到着……も、雲がかかっていて富士山は見えません。でも、いつ来てもこのあたりは気持ちがいいところです。

 
 久しぶりに「忍野八海」にも寄ってみれば、なんと中国人でごった返していました。静かに湧き上がる、美しい湧水をゆっくり鑑賞したかったのですが、あまりにうるさく、早々に退散しました。



せっかく来たのに富士山、まったく見えませ〜ン。 水陸両用のバス、カバ号。気持ちよさそう。


これほとんどみんな中国人です。お金落としてくれるのはありがたいんだけど……。 忍野八海に小銭を投げ込む人が増えて環境保全の面で困っているそうです。

 道の駅富士吉田でちょっと休憩。ここには、以前富士山の山頂に設置されていた観測用のレーダーの資料館があります。実はあるのはずいぶん昔から知っていたのですが、今回初めて入ってみることにしました。

 ものすごい難工事の末1964年にやっと完成したこのレーダードームは、当時としては世界初といった技術がたくさん使われていたそうです。

 1999年、気象衛星の登場により現役を引退。この資料館には実際に使われていた機械や資料と共に、ドームも展示してありました。

 そして、すぐ近くにある「北口本宮冨士浅間神社」へ参拝。参道には杉の古木が立ち並んでいて心が洗われるような感じがします。



富士山レーダードーム館。マイナス20°体験もできるぞ。 北口本宮冨士浅間神社。杉の古木が圧巻だ。


手水舎の名称は「泉瑞(せんずい)」。富士山のパワーあふれる水を引いてある。 泉瑞は、ものすごく細かい彫刻で飾られているのだ。


こちらが本殿。2本の御神木が立つ歴史ある建物だ。 富士急ハイランドのジェットコースター。1回乗ったことあるけど、死ぬかと思った。

 その後河口湖にある「河口湖ミューズ館」に移動。このときはラベンダーの花が満開で、いい香りが充満していました。たくさんのおみやげ屋さんが出店していて、おいしそうなのがたくさん並んでいます。でも、そんなものには目もくれず「与勇気(あたえゆうき)館」に直行です。ここ前から来たかったんですよね。

 館内にはものすごく細やかに作られた人形がたくさん展示されていました。特に子供の人形の動きや表情がすばらしく、感動しまくりです。何より驚くのは、これらの人形が金属等で床に取り付けてあるのでなく、自分で立っている、ということです。動きのあるポーズの人形を立たせるためには、相当に計算し、バランスを取らなくてはいけないですからね。ホントスゴイです。

河口湖ミューズ館


ムチャクチャかわいい子供の人形がたくさん展示してありました。 ラベンダーと聞けば「時をかける少女」を思い出します。

 西湖では「西湖いやしの里根場(ねんば)」へ寄り道。昔の家を移築してあり、いろんな製作体験や食事、昔の生活スタイルなんかを学べる、いい感じのとこなんですが、ここにも大量の中国人が!! なので早々に退散します。

 千円札の裏側に描かれている、逆さの富士山は、本栖湖から見た風景らしいです。でも、まだ雲に隠れていて見ることはできません。

 青木ヶ原樹海の中、国道139号線を飛ばします。ATモードのドライブモードです。カーブにさしかかるたび、ワタシのスピードに合ったギアに、カシャン、カシャンと切り替わっていきます。


本栖湖から見た富士山。やっぱり今日は姿を見せてくれないのか!?


西湖いやしの里根場(ねんば)。1日のんびりしてみたい所です。 自殺者で有名な樹海。一度真夜中に一人で走ったことがあるけれど、恐かったなぁ〜。

 このシーさんのブレーキには、ABS機能が標準装備されています。前後輪に装備された車速センサーからの情報がすばやく集められ、自己診断機能付ECUが、タイヤのロックを回避し、車体コントロールをサポートしてくれるのだそうです。ワタシみたいなテクニックがないライダーには、本当にありがたい機能ですよね。

 ちなみにディスクブレーキは、制動フィーリングと放熱性に優れているというウェーブタイプディスクが採用されています。



ABS機能が付いたブレーキシステム。全後輪共にウエーブタイプのディスクを採用している。

 途中で県道75号線に入りそのまま県道71号線を走ります。しばらく行くと、「風の湯」があるのです。ここでちょいとひとっ風呂。

 実はここ、天然のバナジウムが豊富に含まれた温泉で、体にいいらしく、以前一度だけ入ったことあるのです。一時間ほどほっこりと過ごしましょう。ちなみに滋養分が多く含まれた水も購入することが出来ますよ。

 また国道139号線に戻り富士宮を目指します。途中の「白糸の滝」でも大量の中国人や東南アジア系の観光客がいっぱいいました。でも中国人にしたら、こんな小さな滝、何とも思わないんだろうけどなぁ〜!?

朝霧高原ではハングライダーも体験できるよ。 晴れていれば牛さんの向こうに巨大な富士山が見えるんだけどなあ〜。
ソフトクリームとてもおいしかったよ。ここでは乗馬体験もできますよ。 バナジウムがいっぱい入った風の湯。体によさそう。
これが有名な白糸の滝。東南アジア系の人がたくさんいました。 こちらは音止の滝。マイナスイオンが凄そうだ。

 そして、やっと遅い昼食です。ここはやっぱし話題の、富士宮焼きそばでしょう。ここのはわりと薄味で、ワタシ的にはおいしかったです。

 富士宮市では「浅間神社」に参拝しましょう。富士山のお怒りを鎮めるためにお祀りされた神社で、東海地方最古のものだそうです。1604年に建てられたという朱色の社殿が美しく光っています。また境内には「湧玉池」があり、1秒間に3.6リットルもの富士山の湧水が湧き出していました。

焼きそば
富士宮焼きそばとミソ田楽のセット。おいしィ〜♥。 富士宮市から見た富士山。おっ、やっと少し姿が見えてきたぞ。
浅間大社。朱塗りの建物は本当に美しい。 境内にある湧玉池。水汲みも出来るようになっていたぞ。

 県道158号線から県道725号線に入り、その後は国道469号線を飛ばしていきます。かなり風が強くなってきたのですが、オプションのハイウインドスクリーンが付いているので、安心です。

 御殿場まで走り、国道246号線に合流。少し暗くなってきたので、大井松田から東名高速に乗り込み、チンタラ走って、8時過ぎに無事、高円寺のアパートにたどり着いたのでありました。

ジャーン♪やっと全身が見られました。シルエットでもやっぱりキレイだよね。 道の駅ふじおやまで富士山とお別れです。最後にやっと見られてよかった♪。

 次の日、ざっと水洗いしながら、シーさんと遊んだ一週間を振り返ります。「群馬県は伊香保温泉」「千葉の勝浦」それに「富士山一周」。楽しかったです。そしてホントに楽な運転が出来ました。

 初めての「クルーザー」タイプ体験でした。700(669cc)もあって大柄に見えますが、意外に見た目より軽く感じられ、小柄な男性や女性でも取り回しに無理がないんじゃないかなって思います。

「どこまでも快適でありながら、爽快な走りを楽しめ、操る歓びを存分に堪能できること。」というのがこのバイクを作る上でのコンセプトだったそうなんですが、まさしくその通りの出来で、サイコーのツーリングを楽しませていただけたと、心より感じました。

 ネットによると、海外でけっこう売れているそうです。日本国内でも、数ヶ月待ちだとか?! わかるような気がします。頭金5万円、月1万円の長期ローンでもよければ、コレ、このままワタシが引き取りたいもんね。

 ホントにホントに楽しかった!! ホンダさん、そしてPsP-Traumlandー・バイクさんありがとうございました!!

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●ルリカミドリの実走・体験ツーリングシリーズ
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[第6回・HONDA CTX700編]
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