ゴールデンウィークはずっと仕事してて忙しかったので、5月の末から6月にかけ5連チャンでお休みをいただきました。どこか旅にでも行こうかなと考えていた時、PsP-Traumlandー・バイク編集部から「CTX700に乗ってみませんか?」って、グッドタイミングのお電話をいただいたのです。

 品川区にある編集部で初めてCTX700と対面したのですが、見た瞬間「何じゃこりゃ?」って思いました。色は赤(キャンディーアリザリンレッド)と黒でキレイなのですが、車体が低くて長く、何か未来的なカンジのデザインなのです。

 しかもなんとコレ、アメリカンタイプやスクーターみたいに、足を前方に伸ばして乗るタイプだったんです。実は苦手なんですよねぇ〜。
 弟が昔、同じホンダの「マグナ」に乗っていて、借りたことがあったんですが、足が全然踏ん張れないカンジでフラフラしてしまい、バランスが取りづらくて怖かったのです。ワタシ、両ヒザでちゃんとタンクを挟めないと嫌なんですよ。
 なのでこのバイクも正直乗るまでは多少の恐怖感があったのですが、跨がった瞬間にそれは解消されました。足を出しても、ちゃんとヒザはタンクに当たるし、バランスが取りづらいどころか、逆に一体感を感じて乗りやすいのです。

 ただ、ギアチェンジの仕方にいろいろ特徴があるらしく、担当さんに簡単に教えてもらったのですが、実はイマイチよくわからないままお借りしてきたのでした。



2015年6月現在、現行モデルのCTX700は写真のキャンディーアリザリンレッドと、白ベースのパールフェイドレスホワイトの2色が用意されている。Dual Clutch Transmission搭載車(925,560円)だけではなく、一般的なマニュアルクラッチモデル(860,760円)があり、カウルのないCTX700Nもラインアップ。詳細はでご確認ください。

 翌朝6時、以前から行ってみたかった群馬県は伊香保温泉に向かうことにし、オプションで装着されていたパニアケースにバスタオルと手ぬぐいを放り込んで、高円寺のアパートを出発しました。

 練馬から関越自動車道に乗り、北上していきます。今日はけっこう風が強く、いつもならもっと車体がフラれるのですが、これもオプションのハイウインドスクリーンが付いているので、影響も少ないみたいでほとんど揺れません。
 いやぁ〜しかし快適ですなぁ、今回の相棒、CTXの「シーさん」はぁ〜♪ 運転していてとにかく楽なんですよ。

 ウリは「デュアル・クラッチ・トランスミッション」といいまして、クラッチレバーが付いていないのにバイクが勝手に判断してギアチェンジをしてくれるんです。つまり1速でスタートしてスピードが上がるにつれ、2速、3速と自動でギアが切り替わっていき、逆に信号停止等のためにスピードを落とせばまた勝手にギアを下げていって、停まれば1速になる……というわけです。

 走行モードには「ATモード」と「MTモード」があって、さらにATモードには「D(ドライブ)」と「S(
スポーツ)」があるんです。「D」の方は一般道を走るのに適していて、「S」の方はギアチェンジを少し長めに引っ張ってくれるので、スポーティな走りに向いているのだそうです。

 もうひとつの「MTモード」というのは、左手にあるボタン操作で1速から6速までマニュアルでギアチェンジが行えるんですよ。

 今日はスタートからずっと「ATモード」の「Dモード」で走行です。高速道路を走っていて少し渋滞があり、スピードが落ちるとすぐに6速から5速にギアが切り替わります。



ステップの位置に不安があったけど全然OK!!
ATモード、MTモードの切り替えはこのボタンひとつ。 スポーツorドライブの切り替えもこれだけなのヨ。
ドライブモード→スポーツモード→マニュアルの各モードはメーターに表示されます。

 
 8時、高崎インターで降りる予定を間違えてしまい、次の前橋インターで降りました。国道17号線を少し東京方面に戻りまして高崎市内から国道18号線に入り、すぐに国道406号線へ。そして県道211号線から県道33号線を登っていけば、最初の目的地「榛名神社」に到着です。

 駐車場にシーさんを停め、赤い鳥居をくぐります。急な坂を上がると歴史ある随神門がありました。そこから巨木が生い茂る森の中に作られた道を進んでいきます。途中には滝やたくさんの奇岩が見られます。


AM6:30、練馬、関越道入口をスタート。少し風が強いので要注意だ。

 そして階段を上がっていくとようやく本殿に着きました。1400年以上の歴史があるらしく、巨岩や自然と一体化したような不思議な感じのする美しい建物でありました。

関越道を降り、県道33号線をグイグイと上っていきます。 最初の目的地、榛名神社に着きました。シーさんを停め鳥居をくぐっていきます。

171年前に上棟されたという随神門。美しい彫刻が見事だ。 深い森の中に作られた道をどんどん進む。気分が洗われていくようだ。

そしてまた急な階段を上る。奇岩だらけなのだ。 本殿が埋もれるようにそびえ立つ御姿岩。落ちないのか心配!?

十数分歩くとやっと手水舎に到着。後ろの滝は瓶子瀧(みすずのたき)だそうだ。 こちらが本殿。約1400年もの歴史があるそうだよ。

 しばらく境内にとどまりパワーをいただいた後、榛名湖に向かいます。急カーブの連続する道、ここはやっぱりMTモードに切り替え、細かなギアチェンジをしながらエンジンブレーキを効かせての方が走りがスムーズです。といってもワタシ、スピード出してカーブ曲がるの苦手なんですけどね。

 20分ほどで湖に到着。その昔、画家の「竹久夢二」が愛した風景が広がっていました。ロープウェイで榛名富士に登ります。標高1,391mの頂上からは、晴れていれば東京スカイツリーやアルプスの山々が見えるそうですが、今日はかすみがちでガッカリです。


しばらく走ればすぐに榛名湖だ。冬のワカサギ釣りで有名だよね。 画家、竹久夢二が愛したこの場所には、アトリエを再現してありました。

2つつながった変な形のロープウェイで榛名富士の山頂へ。 晴れていれば東京スカイツリーが見えるそうだけどサンネン!!

榛名湖メロディラインを走ります。風景も美しいし、サイコーだぜィ!!

まァ、ステキ♥ 赤ちゃんがほしい人がお参りにくるそうだよ。 ……と思ったのもつかの間、ワタシが苦手な下り急カーブが続くのでした。

 榛名湖メロディラインを走り、やっとあこがれの「伊香保温泉」にやってきました。昔から来たかったのですが、なかなかチャンスがなかったんですよね。

 有名な、階段のある風景は約400年以上の歴史があるそうです。東南アジア系と思われる観光客がたくさん来ていました。365段あるという階段をヒーヒー言いながら上がっていきます。いつもならライダーブーツだから歩きにくいけど、今回のシーさんは普通の靴でも違和感がないので歩くのにも助かります。

やっと、伊香保温泉にやってきました。ここが階段の一番下です。 正直、もっと古い建物があるのかと思ってたら、わりと新しいので多少ガッカリ!?
階段の一番上には伊香保神社がお祀りされていました。 神社を抜け、狭い道を上っていきます。

 階段の一番上には神社がお祀りしてありました。手を合わせた後、そこを抜け、細い道を6〜7分ほど歩いていけば、観光ブックでおなじみの露天風呂がありました。入浴料は450円。少し濁った温泉は心地よく、緑の中を吹き過ぎる風が、疲れた体と心を癒やしてくれるみたいです。


温泉も飲めるよ。かなり鉄くさいけど体には良さそうだな。 これが源泉。万葉の時代から人々に親しまれてきたそうだよ。

 「竹久夢二伊香保記念館」には、ワタシの大好きな彼の作品がたくさん展示してありました。美術書でしか見たことのない絵や版画を目の前にすると、いかに才能がある人だったのかがよく分かります。特に大量に残された人物や風景のスケッチ画が印象に残りました。

竹久夢二伊香保記念館。貴重な作品がたくさん展示してありましたよ。

 すぐ近くにある店で、名物のうどんをいただき、遅い昼食です。記念館でもらった割引券を使えば10%割引で食べられますよ。

 3時間ほど伊香保で過ごし帰路につきます。途中、「おもちゃと人形、自動車博物館」というのがあったので、フラリと寄ってみたのですが、おもしろかったよ。世界中から集めた昔のおもちゃとか人形、それに昔の自動車なんかを展示しているんです。懐かしいものがいっぱいあったし楽しかったです。ただ、ここは友達とか彼氏彼女とか複数人で来て、ワイワイ楽しむところで、お一人様だとちょっとさみしいよね。

群馬といえばやっぱりうどん!! 野菜の天ぷらもおいしかったよ。 うどんストリート。うどん屋さんが何軒も並んでいるのだ。
地元で採れた小麦だからこそおいしいうどんがいただけるのョ。 子供の頃見た記憶がある懐かしい車がたくさんありましたよ。

 帰りは渋川伊香保インターから関越道に乗り込みます。東京方面へ向かう乗用車やトラックがけっこう走っていてやや渋滞気味。でもDモードで走っているから、状況にあったギアチェンジをしてくれるので快適なのであります。

 寄居PAで少し休憩。ここ初めて来たのですが、エリア全体が「星の王子さま」の世界になっているんですね。なんか甘ったるい匂いが充満してて、花がいっぱいあって、電飾がキラキラ光ってて、おしゃれなランチやディナーが食べられるみたいで、好きな人にはたまらない世界なんでしょうけれど、ワタシ実はこーゆーの苦手です。

 20時、やっと高円寺に戻ってきました。本日の走行距離は「293.7km」。燃費を計算してみたら(あくまでもワタシの計算ですが)リッターあたり33kmでした。ネットで見たら、とあるオーナーさんは平均リッター28kmって書いていましたが、今日は行き帰りが高速道路だったというのもあるかもね。

関越道上りの寄居PA。ワタシ甘ったるいのキライなんです。 おみやげ。復刻版キャラメルは夢二記念館で売ってます。

 今日一日乗ってみて感じたことは、とにかく快適で楽しくてラクなバイクだなっていうことでした。足を前方に投げ出せるから、現在ヒザを痛めているワタシにとっても楽だし、ハンドルも手前に来ているからさらにラクな姿勢が取れるし、ギアチェンジも勝手にやってくれるから、スロットルとブレーキさえ気をつけていればいい……みたいな。

 パニアケースにタオルと着替えだけ放り込んで、「ちょっと東北の温泉に行ってくるか!」とか「ちょいと長野までそば食べに行ってくるか!」とか「ちょっと伊豆で泳いでくるか!」なんて、気軽に今すぐ旅に出かけられるような、そんなバイクのように思いました。

 まだしばらくの間はこの「シーさん」を貸してもらえるみたいなんで、ワタシもまだまだ楽しむつもりです。
 さぁて、明日はどこに行こうかな!?

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