2015年4月23日 

■HondaJetを日本初公開! ワールドツアーを日本各地と欧州で開催

 Hondaは、航空機事業子会社であるHonda Aircraft Company, LLC(ホンダ エアクラフト カンパニー)が開発、生産した小型ビジネスジェット機「HondaJet」のワールドツアー開始にあたり、4月23日の午後、羽田空港に着陸したHondaJetの実機を国内初公開し、同時に記者会見を行った。

 なお、今回のワールドツアーでは、今後、日本と欧州の各地でデモンストレーション飛行を予定しており、HondaJetは、合計13ヵ国以上を訪れ、それによるツアールートの総計は4万8,000kmを超える予定という。

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(写真左から)本田技研工業株式会社 取締役 専務執行役員 山本芳春さん、本田技研工業株式会社 代表取締役 社長執行役員 伊東孝紳さん、ホンダエアクラフトカンパニー・エルエルシー 取締役社長 藤野道格さん。

■本田技研工業株式会社 代表取締役 伊東 孝紳社長のコメント

『三次元のモビリティである航空機業界への参入は、創業者本田宗一郎の夢であり、Hondaはその夢の実現に向けて、ジェットエンジンと機体の両方を開発するという、いまだかつてないチャレンジを長きにわたって続けてきました。GE Honda製新世代ターボファンエンジン“HF120”を搭載したHondaJetは、性能、快適性において、小型ビジネスジェットに新しいスタンダードを切り拓くHondaの自信作です。
 Hondaのコーポレートスローガンは“The Power of Dreams”です。お客様に自由な移動の喜びと、豊かで持続可能な社会を空でも提供し、二輪や四輪、汎用、ロボティクス、水素、そしてこの航空機といった、新しい技術に向かって果敢にチャレンジする、モビリティ・カンパニーでありたいと思っています』

■Honda Aircraft Company, LLC 藤野道格社長のコメント

『HondaJetは、ビジネス航空機の世界に革新をもたらそうとするHondaのチャレンジ精神の表れです。今回のワールドツアーでは、日本と欧州の各地でHondaJetのデモンストレーション飛行を行い、一人でも多くの皆様に見ていただければと思っています』

 ちなみに今後の日本国内での予定は、4月25日から5月4日までHondaJetを一般公開し(※スケジュールは、ツアー中の天候や使用空港の状況などによって変更される可能性あり)、以下の空港にてデモンストレーション飛行や地上展示などを行う予定。

 一般公開予定の空港は、4月25日、仙台空港、4月26日、神戸空港、4月29日、熊本空港、5月2~3日、岡南飛行場(岡山)、5月4日、成田国際空港。

 なお「HondaJetワールドツアーin Japan2015」に関する詳細情報は、以下のWEBサイトにて。

●ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)概要
設立:  2006年8月
出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者 :社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地 :米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

●HondaJetのあゆみ
1997年 主翼の上面にエンジンを搭載するなどのアイデアを描いたコンセプトスケッチが出来る
1998年 “Transonic wind tunnel test”を始める
1999年 主翼上面エンジンなどのコンセプトがまとまる
2003年 コンセプト実証機が初飛行
2005年 EAA Airventure(航空ショー)にて初公開
2006年 Honda Aircraft Companyを設立し、受注を開始
2008年 World headquaters and R&D Centerがオープン
2010年 量産型初号機(F1)が初飛行
2011年 最高速425nt達成、最高運用高度43,000ft達成、量産工場完成、3号機(F2)初飛行
2012年 終局荷重試験完了、4号機(F3)初飛行、量産最終型組立開始
2013年 5号機(F2)初飛行、型式検査承認(TIA)取得、カスタマーサービスセンターFAR Part145認定
2014年 量産1号機初飛行、EAA AirVentureにて量産1号機初披露
2015年 フレイトシミュレーター設置、PTC取得、ワールドツアー開始

●HondaJetの特徴
独自開発の“主翼上面エンジン配置”形態を世界で初めてビジネスジェット機に採用。高速飛行時の空気抵抗を低減し、クラス最大のキャビンを実現。これによりクラス最高の高速性能や燃費、胴体内スペースも獲得。

“自然層流翼(NFL)”の採用。世界最高の揚抗比を実現する自然層流翼型を開発したことで、こちらもクラス最高の燃費、高速性能に寄与している。

機体は“複合材”(カーボンコンボジット)製の胴体を採用。独自に開発した新複合材構造様式を取り入れており、アルミ合金製に比べ格段の軽量化を達成。

“高解像度ディスプレイ&タッチスクリーン”を採用した新開発のアビオニクスを搭載。これにより安全性、操作性の大幅な向上に寄与。

ちなみに最高速度は420kt(778km/h)を記録、クラス最高速。燃費も600kt(約1100km)飛行時の燃料消費量で従来のこのクラスの他社モデルに比較して12%から17%低減することに成功している。最高高度は43,000ft(13,106m)を記録。これは従来モデルの限界点といえる41,000ft(12,497m)を大幅に超えるもの。複合材使用の胴体を採用したことにより客室スペースも従来モデルよりも大幅に広がった。