実走!! Kawasaki W800 Special Edition体験ツーリング・3 お伊勢さんはバリ神々しかったバイ!!

KMJ

 せっかくキャンプ道具を用意してきたのに、一昨日、昨日とビジネスホテルに連泊したという、今回のツーリング。明日はだぶはちくんの返却日なので、今日中に東京に戻らなくてはなりません。早朝、ホテル1階にある大きなお風呂に浸かりながら本日の予定を確認しておきます。と、言っても目的はひとつ、お伊勢さんに行くだけなんですけどね。

 
 昨日買っておいたパンと野菜ジュースで朝食を済ませ、AM8:30、ホテルをスタートします。目の前を走る国道42号線は通勤時だというのに交通量は少なめ。旅の3日目も「だぶはちくん」こと、W800スペシャルエディションは快調なエンジン音を響かせています。

 
 ワタシ、時速50〜60km/hくらいでチンタラ走っている時が一番気持ちいいんです。特にこのだぶはちくんはシートに跨った感じがとにかくラクなんですよ。実は、高校の時一度事故しちゃってて、未だに時々ヒザが痛むことがあるのですが、ヒザに負担がかからないライディングポジションで運転できるから、ホントに助かるんです、快適、快適♬




やっぱりヘルメットホルダーが付いていると便利だよね。オニューのメットだったんだけど安心。 センタースタンドが付いているのも、やっぱり便利だよね。マフラーにつま先が当たってちょっと立てにくい感じがしたのはワタシだけ?! すいませんカワサキさん、どーしてもこのむき出しのコードが気になるんですが……。

 
 15分ほどで、注連縄が掛かった夫婦岩で有名な二見浦に到着。朝早くからたくさんの人が観光に訪れています。門前には木造三階建ての古い旅館がたくさんあって、なかなかいい雰囲気です。いつかは泊まってみたいものです。




有名な「夫婦岩」。あの注連縄は5月、9月、12月の年に3回張り替えるらしいぞ。 この輪注連縄で、体の悪い所をなでて神様にお祈りすれば、払って治してくれるよ。 昔からの歴史ある旅館が立ち並ぶ参道。いいよねェ−、一度でいいから泊まってみたいな。

 
 国道42号線に戻り、伊勢市街に入って行きます。昨年は20年ごとに行なわれる式年遷宮でした。そのため、参拝の方が数多く訪れたということですが、今日もたくさんの観光バスが行き交っています。

 
 JR参宮線、伊勢市駅前にある「外宮」に着くと、駐車場待ちの車が並んでいます。バイク置き場にも、地方ナンバーのバイクがたくさん停まっていました。

 
 実は、一口に「伊勢神宮」と言いますが、ホントは「本宮」「別宮」「摂社」「末所」全部合わせると、なんと125ものお宮さんで構成されているんです。その中で一般的によく知られているのが「皇大神宮(内宮)」と「豊受大神宮(外宮)」の2つの正宮なんですが、そのうちこの「外宮」から先に参拝するのが正式なお参りの仕方だと言われています。

 
 5〜6分ほど参道を歩くと、苔むした古いお宮さんの向こうに、新しく建てたお宮さんがありました。ただの白木の神社なのにビカビカ光って美しく輝いています。

 
 外宮……豊受大御神をお祀りしたこの豊受大神宮は、日本の農業、工業、漁業などすべての産業を見守っていてくださる神様だといわれています。ビシッとしたスーツ姿の会社員風の方が多く参拝しているのが印象的です。

 
「漫画のお仕事、いっぱい来ますように……」と、500円硬貨を捧げてお願いしたあと、しばしお宮さんに見とれます。ちなみに鳥居の内側は写真撮影禁止です。やっぱ神様に対して失礼ですからね。




まずは「外宮」の参拝。ビカビカに光っているお宮は美しいです。柱の榊は、夏は4日、冬は10日ごとに取り替えます。 20年経つと、この美しい外宮もこんなカンジになります。おつかれさまでした。20年間、本当にありがとうございました。・ 外宮を出て、しばらく走ると巨大な鳥居が!! 街全体が神聖な場所なんだっていうのがわかります。

 
 お次はいよいよ「内宮」です。だぶはちくんに跨り約6km、10分くらい走ると到着です。ここにも観光バスがひしめいています。

 
 架け直されたばかりの「宇治橋」の前では、たくさんの方が記念撮影中です。この橋は五十鈴川に架けられているのですが、俗界と聖界を結ぶ架け橋だということですよ。

 
 橋を渡り、砂利が敷き詰められた参道を静かに歩いていきます。神宮の森の中には巨木がたくさん生い茂っているのが見えます。そして宇治橋から約10分くらい来たところに、美しい姿の内宮が鎮座していました。

 
 内宮……皇大神宮ともいわれるこのお宮さんの御祭神は、言わずと知れた天照大神です。日本国及び、日本人そのものを守護してくださっている神様です。江戸時代には、お伊勢参りそのものを一生の夢として考えていた方が多くいて、年間数百万人もの方が参拝していたらしいですよ。

 
 静々と神前に進み、手を合わせます。ちなみに「外宮」では個人のお願い事はいくらしてもいいのですが、ここ「内宮」では日本国の繁栄を願い、また、現在の「生かされている自分」を感謝することだけを念じるのみで、決して私利私欲を願ってはダメなんだそうですよ……って「江原啓之(霊能者?)」が言ってましたよ。別にファンでもなんでもありませんけど。

 
 ここも石段から先は撮影禁止になっています。このお宮さんのデザインは「唯一神明造」といいまして、同じものを他所に作ることは禁止されています。そのシンプルな作りは、見れば見るほど引き込まれていくようで、ずっと見ていても飽きないように感じます。

 
 20年ごとに左右を入れ替える式年遷宮なんですが、これまでの1300年間の歴史を遡ってみると、現在の左側にあるうちはかなりの景気が見込めるそうですよ。この20年、日本国はずいぶん苦労をしてきたけど、これからはまたバブルの時代がやってくるのではないでしょうか? そう願いたいものです。

 
 おみやげ屋さんや食べ物屋さんが並ぶ参道も相変わらずたくさんの人で賑わっています。お昼時、どのお店もいっぱいです。名物の「伊勢うどん」は以前食べたことがあるので、たまたま見つけた地元では有名らしい醤油ラーメンのお店で食事。けっこうおいしかったですよ。


外宮から約6km、10分ほどで「内宮」です。石灯籠が並ぶ道路をワクワクしながら走ります。

五十鈴川に架けられた宇治橋を渡ります。やっぱみんな、まずはここで写真撮るよね。

大自然がそのまま庭園になっているようなカンジですよね。橋を渡れば俗界から聖界へと入っていきます。


砂利が敷かれた参道を静かに歩いていきます。ジャリッ、ジャリッと、ただ足音だけが響いています。 神宮の森の中には、たくさんの巨木が育っていました。日本人の原始的な宗教では、森そのものが神の住む場所だったんだよね。


やっと「内宮」に着きました。やっぱり気持ちがピシッ!!  としてきますよね。日本人に生まれて本当によかった。 江戸時代もずいぶん賑わったらしいけど、今日もたくさんの人々がいます。おいしそうな物がいっぱいあったぞ。

 
 内宮を後にして走ること3〜4分のところに「猿田彦神社」があります。いわゆる道祖神として昔から信仰されているこの神社、ツーリングの無事を祈願していきましょう。

 
 また、同じ境内には「佐瑠女(さるめ)神社」があります。こちらも芸能の神様として有名で、歌手や芸能人も多く参拝に来られるようですよ。



人生の道案内をしてくださる猿田彦神社。当日は平成の御造宮(リフレッシュ工事中)だったので、この写真は以前撮ったものです。 佐瑠女神社様もリフレッシュ工事中でした。こちらの写真も以前撮ったものです。

 
 来た道をまた通り、鳥羽のフェリー乗り場まで戻ってきました。おみやげセンターでいろいろ買い求め、PM2:00発のフェリーに乗り込みます。甲板デッキに上がり、潮風を受けながら出港。三重〜和歌山と、神々のおわします地を旅した風景が、だんだんと霞んでいきました。

 
 カッチリ55分で伊良湖に到着。ひぇ〜これから330.6kmも走んなきゃいけないのかよぉ〜?! 顔をパンパンと叩き、気合いを入れ直してだぶはちくんのアクセルを回します。



カモメに見送られて伊勢、鳥羽の地を後にします。またいつか来たいです。もっとゆっくりまわってみたいな。 金欠病なのであんまりおみやげ買えませんでした。干物で一杯やりながら旅の思い出に浸りましょう。

 
 来た時と同じ国道42号線をチンタラと走り、浜名バイパスをブッ飛ばし、磐田バイパスから掛川バイパス。途中、道の駅掛川で食事して1時間ほど休憩し、いざ走ろうとしたら、なんといきなりの雨。カッパを羽織って走り始めたら、あっという間に止み、星空が広がってきました。

 
 そのあとは藤枝バイパスから静清バイパス、そして沼津からは走りなれたにーよんろく(国道246号線)を使い、真夜中の1時過ぎ、どうにかこうにか高円寺のアパートにたどり着いたのでありました。

 
 本日の走行距離は395.6km。3日間のトータルだと1076.9kmの旅。だぶはちくんお疲れさまでしたぁ〜!!

 
 翌日、ザッと水洗いし、ガソリンを満タンにして、品川にある編集部までお返しに行きます。今回はあまり観光することもなく、温泉にも入れず、また、おいしい物もあまり食べることができない旅で、ただただ運転していただけのような気がします。

 
 でもそれなりに楽しかったし、だぶはちくんの魅力を感じることができたのでよかったんじゃないかな?

 
 最近は少子高齢化と若者のバイク離れが言われていて、業界もあまりパッとしなくなってきています。でも逆に、昔乗っていたという中年以上の方がまたバイクに戻ってきているのもうれしい事実です。

 
 このW800というシリーズは、デザイン的にもオートバイらしい凛とした姿をしているし、性格的にも扱いやすく、それでいてパワーも十二分にあるし、そういった方に特におススメしたいバイクなんじゃないかなって思いました。モチロン若い人が乗ってもカッコいいんだけどサ。


 
 ワタシのつたないレポートでは、その魅力をお伝えすることはあまりできなかったと思いますが、とにかく一度、体感してみてくださいね。きっと……いや絶対に欲しくなると思いますよ。

  
「だぶはちくん」ありがとね。ツーリング、楽しかったよ。


洗車が終わってサッパリしただぶはちくん。本当にありがとう。楽しかったよ、おつかれさま!!


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●ルリカミドリの実走・体験ツーリングシリーズ

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[第5回・Kawasaki W800編]
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