NORTH ISLAND RALLY 2014 武さんサハリンをCRF250Lで走る 

ホンダオフロードミーティング

 
 4月8日、の仮申し込みを行った。
 まだ参加車両も決めていないが、申し込みだけはと思い送金した。折り返し、ロシアに渡航する為の必要書類や車両の通関時に必要な書類の連絡が来た。今までに何度か海外の経験はあるが、車両を持ち込むのは初めてなので、登録証書や国際ナンバープレートの類いがチンプンカンプンだ。

 陸運事務所に問い合わせてみると懇切丁寧に教えて戴いたので、さっそく発行の手続を開始。一時間程の待ち時間ですんなりと発行された。しかも無料。
 次に、国際ナンバーだが、これは都内の小松自動車さんが発行を代行しているので、必要書類を送ると、一週間程で送られてきた。



 車両の選択に迷いはなかった。一昨年のBAJA1000に、2台エントリーして、その2台共に完走して、十分に耐久性を実証したに決定。ただ、問題はガソリンタンクの容量だ。7リットルでは少なすぎる。風魔+1にお願いして、IMSのビックタンクを装着した。容量は12リットルなので問題はないと思う。
 抜群の燃費性能を誇るCRF250Lは、サハリンの未舗装路をビックバイクの先導で60km/h〜80km/h(ロシアでは、一般道でも最高速度指定が80km/hの所もあった)で走行して、30km/L位の燃費だったので、満タンで300km以上の走行が可能だった(余談ではあるが、燃費に関しては、帰路となる稚内〜札幌では、法定速度付近の走行で40km/L位と満足のいくものだった)。



 こうして準備も完了し、いよいよRALLYのスタート場所である札幌に移動だ。自宅から関越〜北陸自動車道で新潟亀田まで行き、新日本海フェリーで小樽へ。そこから札幌のスタート会場には1時間程で着いた。
 他の参加者の方達はマップケースにこま地図をセットするなどの準備を始めているが、今回はガイドツーリング部門にエントリーしたので、地図の準備は必要ない。野口シートさんの協賛で戴いた防水バックを眺めながら、何に使おうかなーなんて考えているとスタートの時間となった。
 ゼッケン順にスタートし23番の俺は24番の先導車のスタートを待って、後に付いた。すぐに高速にのり、途中で昼食(北海道といったら、やはりラーメンっしょ)をとり、深川で降りて、あとは、林道を2本程走り、稚内のホテルに到着。明日からのハードな? 移動に備えて早めの就寝。



 6月30日、いよいよサハリンへと向かってフェリーでの移動だ。ホテルからフェリーターミナルの保税場所へとバイクを移動させて、必要書類を準備し、通関が始まった。事前に旅行代理店に必要書類のコピーを送っておいたので、割合すんなりと済んだ。出国手続きを済ませて、バイクをフェリーの中に移動する。通常は殆どバイクの積載はないらしく、真新しいロープで固定された。



 船内での客室は、一般客とは席を区別された一角が準備されていた(普通の旅行者とは違い、お世辞にも奇麗な身なりとはいえない格好だからかな?)。出港から5時間30分でサハリンのコルサコフ港に到着。途中国境を通過する際に、国境通過証明書を戴いた。
 サハリンの港から見える陸地は、断崖の地層がむき出しで、褶曲が美しい。



 いよいよ上陸だ。入国手続きからバイクの通関まで、ちょっとイラッとする位に時間がかかった。日本よりも遥かに厳しいチェックだ。イミグレのチェックでは、KGBの女性スパイの様な目であたりを警戒している係員もいたりと、緊張する場面もあったが、無事終了し、バイクをフェリーから降ろし、サハリンに上陸。



 
 全員が降りるまで広場で待機していると、こんなにたくさんのバイクが珍しいのか、大人も子供も寄ってきてロシア語で話しかけてきた。が、全く言葉が判らないが、武ステッカーをあげる。皆喜んでくれた、かな?

 
 さー、いよいよサハリンを走り出すのだ。ロシアの交通法規では車両は右側通行なので、いきなり市街地を走行するのは危険と判断し、地元のライダーが完熟走行を兼ねて、ダートになる郊外まで案内してくれた。
 マシンはこれっ→
 持ち主曰く、夢でお告げがあったので、起きるとすぐに缶スプレーで自分で塗装したそうだ。やるねー。

 
 いよいよ待ちに待ったダート走行だ。ゼッケン順にスタートして行く。大排気量車がほぼ全開で走っていくので、埃がすごい。前が見えない。


 
 と、突然埃の中にうっすらとバイクの影が。サイドバックが一個落ちている。止まると、これぞBMWの見本とも言うバイクが横倒しになっていた。転倒したのだ。シリンダーヘッドカバーは割れてオイルが漏れていた。何ともしがたいので、処置は後追いの四輪に任せて先を急ぐ。
 回りの風景は、北海道によく似ている。原生林を汽水湖が連なっている。オホーツコエの宿に着いた。
[本日の走行距離48.72km]



 
 砂州の中に立っているこの建物から眺める景色は、北海道の野付半島と風蓮湖によくにている。以前は軍の将校の別荘だったようだ。参加者40名が宿泊するのに、部屋は4部屋のみ、部屋を確保できなかった人は、適当にフロアで雑魚寝でした。先が思いやられるなー。

 
 夕食は、優しそうな年配のロシア人女性といかにも東洋系とおぼしき女性の手作りロシア家庭料理。ジャガイモがおいしかった。デザートも準備されていて、なんと日本ではお目にかかれない様なでかいタラバガニが山盛り。足一本でお腹一杯になる。全員が食べても、当然用意された分の半分程しか戴けなかった。もったいない。
 皆疲れたのか就寝は早かった、が、あちこちから聞こえてくるいびきとエアコン室外機の騒音でたびたび目が醒めて、熟睡出来ない。