“ピンキー大統領+Sh mode G2エコラン 秋の陣!

秋と言えば「エコ マイレッジ チャレンジ全国大会」、つまりエコランのシーズンである。というわけでG2連邦・大統領のピンキー高橋が、全国大会の舞台となった栃木県・ツインリンクもてぎへ出陣! さらに今回は“小排気量バイク大好き”フォトグラファーの徳永氏(通称・徳さん)が記録係を兼ね帯同。二台の原二マシンが燃料を節約しながら総本山を目指した。 
●報告:ピンキー高橋
●撮影:徳永 茂
●協力:http://www.honda.co.jp/motor/
大径タイヤにエレガントなスタイル、そして優れた走りと経済性。<br />
こんなバイクが増えたら、街が華やかになると思いませんか?

 こんにちは。原付二種(G2)の理想郷、G2連邦・大統領のピンキー高橋でございます。今年はG2の当たり年とでも申しましょうか、ホンダさんから新型原付二種が6台一気に発表・発売されました。その中でも最後発となった「Sh mode」も9月13日からリリースを開始。早速、私乗ってまいりました。栃木県のツインリンクもてぎで秋恒例となっている の会場を目指して!

 Sh modeと同じく大径タイヤのスクーターであるDio110に乗った時、コイツにPCXの125cc水冷エンジンが組み合わされたらいいなと思ったことがありました。しばらくすると、新開発となったeSPエンジンを初めて搭載する大径タイヤ・スクーター「Click 125i」をタイで発売。そうそう、こんなモデルが日本でも発売されないかなぁと思っておりましたが、Sh modeで実現となったワケですね。しかもSh modeはフロントにさらに2インチアップの大径タイヤを履いております。スタイルも欧州で人気の「SH」シリーズ同様、これまでの日本市場ではあまり見られなかったエレガントな雰囲気。こんなモデルを日本に投入するあたり、ホンダのG2に対する凄まじい熱意を感じます。

 そして10月5日の土曜日、午前9時30分、青山一丁目にある本田技研工業本社ビル。 を思い出します。しかし今回はマスコミ対抗のコンペティションではなく、各自がライディングするホンダG2のカタログ燃費をどれだけ上回ることが出来るのか? に挑戦しようというもの。昨年まではマスコミ対抗エコランの模様を撮影してきた徳永 茂氏(以下、徳さん)が、今回は自らもエコランにCBR125Rで挑戦。さらに、日本BS放送(BS11)「大人のバイク時間 MOTORISE」 チームもグロムとPCXで参加。計4台が青山一丁目~ツインリンクもてぎ間、約140kmの行程で燃費走行を行うことになります。

以下写真をクリックすると、違う写真が見られます。
G2連邦の正装(民族衣装)もバッチリ、2年振りのエコランで青山のホンダ本社へ! 今回の相棒は最新G2、Sh modeです。出発前、モトライズ・チームの古澤 恵 嬢と記念撮影。美女を横に、自分でも見たことのないエロオヤジ顔にビックリ。メタボな体型(身長173cmに対し体重77kg)含め、自分への戒めとして掲載。 午前10時40分、青山一丁目をスタート。写真で見るとかなり雨降ってます。実際、都内ではかなり降ってました。でもスクーターなので、走っている限り足元はあまり濡れません。Sh シリーズの本場・欧州で装着率の高いウインドシールド(純正オプションで用意)があれば雨の日にも最適。大径タイヤってジャイロ効果もあってか、ウェット路面でも安心感あります。
スマホ写真でスイマセン。徳さんの走りです。重い撮影機材を積み、先回りで撮影を繰り返すという悪条件を強いられています。で、国道4号線で北上、埼玉県に入ると雨も止み、路面も乾いてきたので、エアトラックジャケット(薄型軽量プロテクター装備)でライディング。春日部を過ぎると周囲が開けるせいか、風の抵抗を感じます。なので伏せてみました。 チェックポイント「道の駅 ごか」に到着。燃料計の針が少々減ってしまいました……。コチラではランチ休憩。凝りもせず、カツ丼+そばという“デブ・セット”を注文してしまいました。この組み合わせ、やめられないんですよね……。ちなみに徳さんは焼肉丼(茨城県銘柄豚のローズポーク使用) を注文。

 今回、順位は関係ないものの、可能な限り好燃費を叩き出したいのは当然です。でも私、G2マシンでのロングランは得意ながらエコランは苦手。しかも、2年前の参戦時に比べ体重が10kgも増えてしまったので、小排気量のG2にとっては明らかに不利。これはSh modeに搭載される低フリクションeSPエンジンのポテンシャルに頼るしかありません。そして天候は雨……。スタートからやや戦意喪失気味ではありますが、初めて乗るSh modeに対する興味の気持ちが勝り、レインスーツを着こんでホンダ青山本社ビルを出発! 

 ルートは基本的に、過去3回行われた「マスコミ対抗エコチャレンジ」(2010、、)と同様ですがチェックポイントを通過し、夕方までゴールに到着すればどこを通ってもOK。まずはチェックポイントとなる「道の駅 ごか」を目指しました。都内、そして国道4号線に入ってからも草加、越谷くらいまでは交通量も多く、自分のペースで走るのは難しいですね。

 Sh modeのスタイルの狙いである“背筋をスッと伸ばしたライディングポジションを美しく調和する凛としたエレガントなシルエット”をまるで無視するかのごとく、少しでも空気抵抗を少なくすべく、場所によって“伏せ身”なんぞしてみましたが、これまたメタボなお腹が邪魔でポジション的に辛く、長い間同じ姿勢をとることができません……。

 他の交通の妨げにならぬよう、なるべくキープレフトで走行するのですが、国道4号線はその走行ラインが妙に荒れており、燃費的には明らかに不利と感じました。そこで、(ちょっと言い訳っぽいですが)あくまで実用的な走行の範囲内でのエコランに作戦を変更。3車線になるととても流れが速くなる国道4号バイパスをエコラン、しかも左端を遠慮がちに走っているとは言え、あまりの速度差は私達にとっても周りのクルマにとっても安全上よろしくありません。できれば走行速度は50km/h以下に抑えたいところですが、法定速度(60km/h)で走ることに。周りの流れとの兼ね合いで、場所によっては80km/h近く出したところもありました。

 ライダーは天候や道路や交通状況を言い訳にしていますが、肝心のSh modeはスルスルスルっという感じで淡々と走ってくれます。eSPエンジンは秀逸ですね。ホント、乗ってて気持ちがいい。下からトルクがあって、振動が少なくて、静かで、徹底的にフリクション・ロスの低減に心血注がれているんだなぁと運転していて感じます。以前、こんなハナシを聞いたことがあります。eSPエンジンが2012年モデルのPCXに搭載された時、カタログ燃費上では2010年モデルのPCXと殆ど変わりありませんでしたが、実用燃費で大きな差が出ると。そう、私のヘボっぷりをeSPが補ってくれているようです。

 ところで、エコランに専念していればいい私に対し、記録係という任務を遂行しつつ、燃費走行も行わなければならない徳さんの苦労ときたら……。自分のペースで走ることができず、しかも先回りしながら撮影したりと、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 そんな徳さん、かつては仲間と125cc以下のバイクでいろんなところにツーリングに行ってたとか。今、走っている国道4号もXL125Sで青森まで走ったことがあるという“G2強者”です。「皆でよく小さいバイクで遠くまで行ったんだけど、中には2ストもいて、ずっと全開で走っているから焼きついたりして。でもそんなところが小さいバイクの面白いとこだよね」と嬉しそうに語ってました。雨の中、CBRで走ってる姿もどことなく楽しそう。軽いフットワークにただただ恐れ入りました……。

腹を満たし、国道4号バイパスを再び北上。3車線になると100キロ近い速度で走るクルマも。速度差は危険と考え、我々も止む無く速度を上げることに。そんなことしていたら、国道125号線へ右折するポイントを見過ごすことに。写真は既に国道50号線手前まで到達していますが、この時点でまだロストしていることに気付いていませんでした。 結局、国道4号バイパスを上三川まで進んでしまいました。そこからは信号の少ない気持ちの良い広域農道(タイトル写真)を通って茂木方面へ。途中、再び霧雨が降ってきましたが午後4時過ぎに無事、ツインリンクもてぎにゴール。私にとって走った距離は大したことありませんでしたが、オートマチック車でのエコランは難しい……。
当然ながら道中一緒の徳さんも無事ゴール。雨の中、お疲れ様でした! もてぎのパドックは、翌日に決勝を控えた全国大会のチャレンジャーでいっぱい。彼らにとって、ちょっとした気温や湿度の違いが燃費に大きく影響するシビアな世界。セッティングに余念がありません。走り終えた私たちはお気楽なもので、あとはモトライズ・チームの到着を待つばかり。 燃費データは、2年前のエコランで主催者ながら2位入賞を果たしてしまった“エコランの鬼”、本田技研・広報部のT山さんが満タン法で計測します。緊張の瞬間であります。ちなみに、今回のエコランで最高燃費を叩き出したのはグロムに乗った古澤さんで、何とリッター70キロ超え! PCXも二人乗りの撮影車ながら好燃費だったようです。詳しくは近日放送予定のモトライズを!

 クラス唯一のフルサイズスポーツのCBR125R、タンク容量は13リットル。徳さんが「無給油で青森まで行けるんじゃないの?」って言い出したのがキッカケとなり、今回の挑戦となったそうです。スーパースポーツな外観とは裏腹に、とても粘り強いエンジン特性を絶賛していました。私もCBRに少し乗せてもらいましたが軽くてポジションも楽で、長距離ツーリングに最適なモデルだなと。一気に発表された6台のG2の中では目立たない存在かもしれませんが、マルチな活躍を果たしてくれる1台です。

 途中、本来通るべきルートをロストしてしまうというアクシデントはありましたが、結果的に予想よりも短い距離でツインリンクもてぎに到着! 気になる結果はというと、以下の通りとなりました。

●Sh mode  走行距離  137.5km   
        給油量    2.4リットル
        燃費     57.29km/リットル(カタログ定地燃費:52.0km/リットル)

●CBR125R 走行距離  138.1km
        給油量    2.5リットル
        燃費     55.24km/リットル(カタログ定地燃費:52.5 km/リットル)

 カタログデータは上回ったものの雨と低めの気温、未熟なテクニックと相まって皆さんに自慢すべく驚異的数値には到達できませんでした……。しかし、実用的な走行でこの数値は立派ではないかと思うのですが、いかがでしょう? ちなみに徳さん、CBRでその燃費だったら青森まで無給油で行けそうですよ!

Sh modeは今年7月から開始された、より実用燃費に近い「WMTCモード値」の表記をホンダ車で初めて採用したモデル。国土交通省届出の60km/h定地燃費52.0km/lに対し、 WMTCモード値(クラス1)は49.7km/l。各部の上質な仕上げも特徴で、リアサスは5段階のプリロード調整が可能。ボディカラーは3色設定。299,250円。 国内では久々のフルサイズ・スポーツとなるCBR125R。軽量・コンパクトな車体を活かし、タイトな峠の下りでは大型車を追い回せるという楽しみを有しながら、ツーリング・モデルとしても最適。優れた燃費と余裕のタンク容量による足の長さも特徴。何といっても125ccなので維持費がお手頃なのも嬉しいですね。ボディカラーは2色設定。399,000円。
翌日「エコ マイレッジ チャレンジ全国大会」取材後、再びSh modeに跨り帰京。敢えてエコランを無視したイジワルな運転で、燃費はどうなるか? 国道4号バイパスも一番右側車線を走行するなど、エンジン性能をフルに引き出してみたりしました。燃費は38.5km/l。想像以上に走ってくれました。eSPエンジン恐るべし! 尚、高速走行ではフロント16インチの安定性が光りますね。 CGではありません。Shシリーズが人気のイタリア・ホンダのWEBサイトで発見しました。実際にラインナップされています。正に私、ピンキー高橋に「乗れ!」と言わんばかりの鮮やかなカラー(パールピンク)でございます。あの「ピンク・クラウン」を買う人がいるのですから、コチラも100台くらいは日本でも売れるのではないでしょうか?


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