DREAM GOLDWING Owner’s Meeting  秋いちばん乗り。フラット6サウンド、軽井沢に響く。

1回目となる“ DREAM GOLDWING Owner’s Meeting”が、
北軽井沢で行われた。
ホンダの“クルージングワールド”そのフラッグシップである
ゴールドウイングとF6Bオーナーたちのプレミアムなイベントだ。
秋はもうすぐそこの北軽井沢の森に、フラット6サウンドが響いた。

 

●レポート──松井 勉
●写真──依田 麗
●協力──

 ホンダクルージングワールド──その象徴であり、長い歴史とスーパーカブ同様、世界中のライダーに知られるアイコンと言えるホンダ車、それがホンダ・ゴールドウイングだ。
 水平対向6気筒1800㏄エンジンをアルミツインスパーフレームに搭載する現行モデルは、装備や快適さだけではなく、乗るだけで特別な世界観を醸し出す特別な存在だ。
 昨年、第二世代への進化を遂げ、2013年にはクールなバガースタイルのゴールドウイングF6Bも投入されるなど、ゴールドウイングファミリーの楽しさ、魅力はヒタヒタと、かつ確実な広がりをもって染み渡っている。

 そんなオーナー達のロイヤリティーをもっと高めようと、販売店組織、全国ドリーム会はドリーム店のゴールドウイング、ゴールドウイングF6Bユーザーを対象にプレミアムな、ランチブレークを計画。第一弾として9月7日、群馬県の嬬恋村にあるホテル、グリーンプラザ軽井沢を舞台に行われたのが”DREAM GOLDWING Owner’s Meeting”だ。

 
 現地までツーリングを楽しんだ60台弱のゴールドウイング、ゴールドウイングF6Bオーナー達は、高原での開催とあっていち早く夏から秋へと季節の移ろいを体感。道路脇にある気温計が示す17度、16度という数値に満足そうな面持ちでホテルの駐車場にやってきた。

 
 途中、霧雨に降られた関東組、幸い雨には降られなかった東海、関西からの参加者たちもぞくぞくと到着する。ゴールドウイングとF6Bの存在感はやはり桁違い。午前11時頃の段階で目視カウントしてみると、ゴールドウイングが32台。内23台が2012年発売の第2世代モデル、F6Bが16台だった。
 思い思いのツーリングカスタムが施されたゴールドウイングやF6B。遠出や、走る事を楽しむこと。オーナー達の旅文化が投影されているようで興味深い。

 12時にはホテルでオリジナルメニューのランチがスタート。デザート後はコーヒーを飲みながらゴールドウイングの開発に携わる本田技術研究所のスタッフなど3名によるトークショーを楽しむ参加者達。

 あいにく、昼過ぎから雨が降り出してしまった。再びツーリングの準備をし、それぞれの道へと走り出すオーナー達は、レインウエアを着込むことに。
 それでも短くも濃厚なイベントとして楽しい週末を過ごしたようだ。

 この“DREAM GOLDWING Owner’s Meeting”は、10月6日にも広島県尾道市で西会場篇が行われる。ドリーム店から案内が届いたオーナー諸氏、スケジュール帳に早速予定を書き入れておいて欲しい。

鯛のテリーヌ・サラダ仕立て、バジルソース。羽生田農園直送玉蜀黍(めぐり)のポタージュ若鶏のフォアグラ詰め〜マスタードソース〜パン、そしてフルーツコンポートとバニラアイスのデザート、コーヒーというコースランチを楽しむ参加者達。
ランチ後、ゴールドウイングの開発者、デザイナー、販社HMJで商品企画を担当する造り手がゴールドウイングの歴史、コンセプト、思い入れなどをプレゼンテーション。その後、質疑応答も行われた。
こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、で直接ご覧ください。

ノベルティーとして造られたゴールドウイングのロゴが入ったシャツ、ボールペン、そしてレザーを使ったウォレット。会場で参加者だけに限定で販売された。

GOLDWING/GOLDWING F6B Owner’s Voice
●2012年モデル 緑川 裕 さん、幸子さん(愛知県)
「名古屋から来ました。5時過ぎに出ましたが、幸い、雨にはふられませんでした。ワクワクしてあまり眠れませんでした。16歳からバイクに乗っていましたが、23歳ぐらいで一旦離れ、5年前にリターンしました。最初はCB1100Fを手に入れて走っていました。ゴールドウイングは復帰後2台目、となります。タンデムで出ることが多いのでとても満足しています。福島の会津、四国の徳島、高知にも出かけました。次回は四国の第二弾として香川と愛媛を回る計画です」と、裕さん。パッセンジャーシートの幸子さんは「このアームレスト、本当に楽。もう、女王様気分でリラックスできますよ」と満足げ。早朝出発にもかかわらず疲れ一つ見せないのはゴールドウイングの得意技か(笑)。
●2013年ゴールドウイングF6B ひでかずさん+としよさん(埼玉県)
 34 歳のひでかずさん。実はまっすぅさん(写真下のF6Bオーナー)と幼なじみ……。それどころか、幼稚園から小学校、中学校、高校、大学までまったく同じ道を歩んでいる筋金入りの仲良しなのです。その2人が選んだF6Bの魅力とは?
「まずはこのバガースタイルですね。一目惚れです。一時期、DN-01にも目がいっていたんです。ただ、ツーリングする時の積載性の無さで躊躇して、ならばシルバーウイングかとも考えました、でもまてよ、と、ツーリングと言えばやっぱりゴールドウイングだ、となってF6Bに決めました。今年4月に納車になって北海道へも行ってきました。4000キロを越えたところです。 
正直、購入する時、ゴールドウイングのことも気になりました。価格差からすればHIDライトじゃない、バックギアがない、グリップヒーターがない、センタースタンドもオプションですから……。スタイルはF6Bなので満足していますが、駐車する時は神経を使いますね」それでも体重50キロのスレンダーな体躯で見事にF6Bを操るひでかずさん。乗りやすさもしっかり備わっているようです。
●2013年ゴールドウイングF6B まっすぅさん(埼玉県)
 ひでかずさんの幼なじみ、まっすぅさん。幼稚園から同級生、という仲良しぶりを語ってくれました。
「実はナンバープレートが連番で、フレームナンバーも連番なんです(笑)」とまっすぅさん。そこにはドリーム店の方が「そうなんです。せっかくなので幼なじみのお二人のためにお手伝いをさせていただきました」と割ってはいる。つまり偶然的必然とでも言いましょうか、F6B、2台のストーリーはそうして始まります。「フォルツァ、DN-01、CB1300SB(スペシャルエディション)を乗り継いでF6Bです。本当は買う予定では無かったのですが、ひでかずが買うとなって、ショップの人と実際にF6Bが彼の自宅に入るのか、を確かめに行ったとき、たまたま同行しまして、ついでに入るか確かめてみよう、と僕の自宅にも寄ったんです。そうしたら、スッと納まって(笑)。
CBR250Rも持っていたのですが、CB1300SBとCBRを下取りに出してこれにしました」ハイスクリーンや純正ナビなどツーリング濃度を高めるカスタムが特徴のF6B。来ているTシャツは被っても、バイクの仕様はひでかずさんとは微妙に違うあたりにも長年のあうんの呼吸が……。
●2012年ゴールドウイング シャムさん+ミカさん(東京都)
「ゴールドウイングを買った一番の動機は価格が安くなったこと、ギラギラしていたクロームが少なくなったこと。この二つは大きいよね」183cmという体躯のシャムさん。アフリカツイン、スカイウエイブ650などを乗り継ぎゴールドウイングへ。「今は7000キロぐらい。これからはもっと遠出する機会を作りたいですね。九州にも走って行きたい」バイクに何か要望はありますか?の質問に「ミラーが電動できちんと折りたためたらいいよね。あとはナビの使い勝手がもう少しかな。せっかくビルトインされたタイプを選んだんだからね」
 ビルトインナビとエアバッグを分けてもらったらなお良いのに、とも語っていたシャムさん。7時に自宅を出て、上信越道の甘楽パーキングでミーティングに参加するグループに合流、会場に15台ほどで到着。
「バックギアあるけど、停める時に注意しているから殆ど使ったことがない。でもちょっとでも下りに向けて停めるとビクともしないから、F6Bから外したのはどうかと思うよね」と、同士を心配する場面も。ごもっともです。ファンならではの鋭い視点が印象的。レザーのライダースが似合う55歳。クールです。
●2012年 ゴールドウイング Kakiさん(埼玉県)
ツーリングをしながらイベントに参加したKakiさん。2012年1月に納車になったゴールドウイングのオドメーターはすでに2万1000キロに達したという。「FZ1、シルバーウイングに乗っていました。そのシルバーウイングで“ツーリング”の楽しさにはまり、極めるならもうゴールドウイングしかない、とこれにしました。仕事の兼ね合いで長期ツーリングには出られませんが、400〜500キロの日帰りツーリングを重ねています。シルバーウイングと比較すれば高速道路も低速域も安定していて良いですね。ただ、ウォブルが出るのが気になってヘッドベアリングを社外品に交換しています。かなり良くなりました。左に寄るクセもちょっと気になります。ビルトインナビの地図データの更新がディーラーで出来ないのは不満です。アメリカのサイトを見るとあちらでは出来るようですね」
TVアンテナとチューナーを付け、ナビ画面にテレビを映すようカスタムされたKakiさんのゴールドウイング。渋滞時の情報収集につかうのだとか。クリアキンのハイウエイペグや、シーソータイプのシフトペダルなど「靴を気にせずのれますから」とKakiさん流のカスタムは奥が深い。足下のレッドウイングも綺麗なまま。お洒落です。
ミーティングの集合場所、グリーンプラザ軽井沢の駐車場に11時前からゾクゾクとゴールドウイングが集まりだす。特にグループで到着すると、その迫力はものすごい。 愛知からやって来た緑川さん。おそろいのレザージャケットの胸にはゴールドウイングの刺繍が。
パーキングロットはゴールドウイングとF6Bを分けるようにセットされていた。赤/黒クール系軍団と白、シルバーのゴージャス系が周囲の空気を変えていた。
ひでかずさん、としよさん。ウインカーレンズ、ナビマウント、リアキャリアなどカスタムの手法が細かくまっすぅ仕様とは異なるのが特徴。バガースタイルに惚れた、というだけにスクリーンはロープロファイルのまま。センタースタンドは納車時に装着。ツーリングアイテムを省いたところが気になる、との声はF6Bオーナーから多く聞かれた。 「F6Bが出て20代、30代からの関心が高まりました」とホンダ関係者。まっすぅさんはそのど真ん中34歳。バックギア、クルーズコントロールは欲しいところ、とはご本人の弁。
シャムさん+ミカさんの2012年式ゴールドウイング。去年まであまり出られなかったが、これからあちこちに走りにいきたい、という。「次のはきっとオートマだよね。」と。ゴールドウイングユーザーは最良を求める姿勢を強く感じた。 「なかなか出かけられない」とはいえ2年未満で2万キロ超はかなりの走り屋でもあるKakiさん。ナビのアップデイトの件では開発者にも問いかけていた。テレビチューナーを搭載してナビモニターに映すのも海外のWEBにあった情報だという。

そして強く降る雨を物ともせず会場を後にするゴールドウイング、ゴールドウイング、ゴールドウイング!
そして強く降る雨を物ともせず会場を後にするゴールドウイング、ゴールドウイング、ゴールドウイング!