風の娘ライダー ルリカミドリのSUZUKI GSR250 実走! 体験ツーリング!!その2「バイク+温泉+ビール=極上の幸せ!!」の巻

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 何だったか忘れちゃったけど、随分と楽しい夢を見ていました……ふと目を覚まし、シャワーでも浴びるか、と伸びをすると、「ん? どこだここは!?」

 そうなんです。実は昨日から長野県は大鹿村にある、大池高原キャンプ場に泊まっているんですよね。シュラフが温かくて、爆睡してたから、自宅アパートかと勘違いしちゃいました。

 前回の続き、WEB Mr.BIKEの企画で、スズキのGSR250に乗って旅をしてきて、レポートを描く企画の2日目なんです。


目覚めのコーヒーを飲みながら、ただボケ〜ッとアルプスながめていると、本当に心がなごみます。

※写真をクリックすると大きなサイズになります

 テントを抜け出すと、さすがに標高1000mのキャンプ場、けっこう寒いです。まだ雪を抱いたアルプスの山々が朝日に神々しく輝いているのが見えます。その姿は本当に美しく、しばし見とれてしまいました。

 顔を洗い、久しぶりに飯ごうでご飯を炊いて食事をし、7時前にはスタートします。

 AKB48の総監督、高橋みなみちゃん似(!?)のたかみな号こと、スズキGSR250で、狭い山道を降りていきます。まだ、これからどこに行くのか決めていないんですよね。とりあえず、近くに児童文学作家「椋鳩十」先生のお墓があるのを思い出し、寄っていくことにします。

 県道22号線から県道18号線に入り、快適に飛ばします。右手に中央アルプス、左手に南アルプスが見える風景は圧巻であります。

 ちなみにこのたかみな号ですが、ギアは6段式になっています。普段あんましスピード出さないワタシには5段でも十分走れるんですが、そこから6段に入れると、なんか急にスイッチが入り、エンジンがくるんくるんと気持ちよく回転し始める……みたいな、そんな感じがするんです。なんか5段と6段では明らかな違いが伝わってくるというか。もしかしたらワタシだけの感覚かもしれないけれど、その「差」の部分が運転しててなんかおもしろいんですよね。

 しかも、今どのギアに入っているのか、デジタル画面に数字が出るんです。ワタシ、こんなの初めてなので、けっこう便利だと思いました。

 キャンプ場を出て1時間少々で、椋鳩十先生のお墓に到着です。子供の頃、先生が書かれた童話が大好きでよく読んでいたんですよ。動物を扱ったものが多くて、中でも有名な作品は「片耳の大鹿」ですよね。ワタシも大好きでした。



標高1000mの大池高原キャンプ場の朝。清々しい空気、鳥のさえずり、美しい風景。ホント、いい所です♬ 朝ゴハン♥こんなものでも、自然の中で食べるとおいしいんだよねェ。


大鹿村にある中央構造線博物館。気さくな館長がどんな質問にも答えてくれるのが、うれしいな。 今、入ってるギアは何段なのか!? 一目でわかるデジタルスクリーン。けっこう便利なんだよなっ。


まっ赤なバイクと赤石岳の写真のつもりだったけど、レンズ付きフィルムだから、まったく写ってないんだよな。 本当はこんな感じに見えるんだけどサ。(平成22年5月21日撮影)


児童文学作家「椋鳩十」先生のお墓。大好きでした。どうぞ安らかにお休みくださいね。 近くにある、椋鳩十記念館。先生の生い立ちやたくさんの作品のことを知ることができるんだよ。

 

昔よく読んでたよ

 お墓に手を合わせた後、天竜川を渡って、JR飯田駅の前を突っ切り、県道8号線に入ります。途中に、名水100選にも選ばれているおいしいお水、「猿庫(さるくら)の泉」がありました。お茶の世界ではかなり有名な名水らしいですよ。

 静かな森の中でしばしコーヒータイムといたしましょう。

 対向車もめったに来ない狭い山道を走ります。ほとんどテクニックのないワタシです。重いキャンプ道具も積んでいるし、次から次に襲ってくるカーブに冷や汗をかきながら、トロトロと進んでいきます。

 しばらく走っていると、突然時代劇のような風景が現われました。ここは大平(おおだいら)村。実は過疎化のために集団移転し、昭和45年に廃村になったのだそうです。でもその建物は明治時代に作られた貴重なものだということなので、現在でも一部が有志によって守られているとのこと。一見の価値アリですよ。

 その後国道256号線に合流しました。この辺で有名なのは「馬籠(まごめ)宿」と「妻籠(つまご)宿」。どっちにするか迷ったのですが、とりあえず妻籠宿に行ってみることにします。



猿庫の泉。写真は暗くてわかりにくいけど、お茶の世界では有名な所です。茶室なんかも建ててあったよ。 こんなカンジの道を、たかみな号とともにチンタラチンタラ登っていきます。すると……!?


突然こんな風景が現われました。管理人風の人以外、誰も住んでないんですよ。不思議な光景でありました。 妻籠に到着。バイクを降りて、ブラブラと歩いてみます。八っあん、熊さんになったカンジ!?

 200円払って駐車場にたかみな号を駐め、川を渡ると、江戸時代の宿場町の雰囲気をそのまま残した風景が広がっていました。白人系の外国人観光客がけっこう来ていて、バシバシ写真撮っています。アイスキャンディーをなめながらブラブラ歩いてみます。いいですよね、この雰囲気。食堂に入りお蕎麦をすすっていると、なんかのんびりした気分になりました。

 駐車場に戻り、ツーリングマップをめくっていたら「下呂温泉」の文字がズコーン! と飛び込んできました。旅といえばやっぱ温泉! ですよね!?

先の戦争さえなければ、日本中にこんな風景が残っていたんだろうなあ〜、なんて考えてしまいました。

 国道19号線から国道256、257号線と乗り継ぎ、午後3時に下呂温泉へ到着。途中、ムチャクチャ風が強くてフラついてしまい、けっこう時間かかってしまいました。

 下呂温泉は1000年以上の歴史があり、日本三大名湯のひとつとも言われるだけあって、かなりの人で活気づいていました。最近では外国のTVドラマのロケにも使われたみたいで、外国人観光客も増えているんだそうです。

 駅前の観光協会でパンフレットをいただき、街中をぶらぶら歩いてみます。ホテルの名前が入った浴衣を着た人がのんびりと歩いています。ちょっとビールでも引っ掛け、飛騨川沿いで夕涼みなんかしたらサイコーな気分なんざんしょーな。けっ、どうせこっちはバイクの野宿旅しかできねー貧乏人なんだよっ!! ちくしょー、ゴーカな温泉宿に泊まりてぇー!!

 温泉街には3ヶ所の共同浴場があり、日帰り湯を楽しむことができます。ワタシはその中のひとつ白鷺の湯で、時間も忘れボケーッと過ごしました。

初めて来た下呂温泉。巨大なホテルが並んでいます。貧乏ライダーのワタシにゃカンケーないけどさっ! 宿泊や日帰り湯、キャンプ場については、下呂駅前にある観光協会へ。美人のお姉さんが、やさしく教えてくれたよ。 下呂温泉の歴史がわかる、下呂温泉博物館。実は入りたかったけど、休館日だったんだよなぁ〜残念!!
日帰り湯なら、ここ白鷺の湯がオススメ。お湯は無職透明で、お肌もツルツルになっちゃいました♥ 温泉街には無料の足湯が何ヶ所もありました。ライダーブーツ履いているから、ムクんだ足にはサイコーです。 足湯でボケーッとしていたら、なんともう5時。いけないっ、まだ今夜のキャンプ場決めとらんやったバイ!!

 しかし、時計を見るとなんともう5時。今夜のお宿をまだ決めていないことに気づきました。お金は無いし、当然ホテルなんて泊まれません。

 パンフレットを見て、キャンプ場に電話をかけまくり、やっと「まるかりの里久野川」というところでOK。30分ほど走り、やっとチェックインです。

 客はワタシ1人。テントを張り、なにはともあれビールが飲みたい! とスーパーの場所を聞いたら、なんとここから約13kmも離れたところにしかないらしく、往復26kmを走り、必死こいて買ってきたのでありました。



下呂温泉から、20〜30分の所にある、まるかりの里久野川キャンプ場。スーパーに寄ってから来ないと大変だぜ。 手前の鉄橋、廃線みたいなんだけど調べてもわかんないんだよねェ。鉱山用のヤツかなあ〜!?

 

ビール買うのに往復23km

 翌日、今日も快晴です。パンと野菜ジュースで朝食を採りながら地図を見ると「郡上八幡」の文字が。実は以前行ったことあるのですが、あんまりゆっくりできなかったので、今回また行ってみることにしました。キレイなトイレで用を足し、シャワーを浴び、パッキングして、7時に出発します。

 国道41号線を南下して、国道256号線に入ります。すると道路脇に「岩屋岩陰遺跡巨石郡」の看板が……。ワタシ、巨石系遺跡は大好きなので、ちょいとわき道に入っちゃいます(ちなみに帰宅後地図を見たら、キャンプ場から近い所にありました。かなり遠回りしていたんですね)。

 掲載した写真ではその大きさがまったくわからないのですが、かなりデカイんですよ。たぶん昔、祭祀なんかをやった場所なんじゃないかな、

この写真だと、まったくわかんないと思うけど、かなりデカイです。どう見ても人工物にしか思えないんだ。 これらの岩のスキ間から入る光で、暦を知ることができるんだってサ。昔の人って一体何者!? この戸隠神社の回りには重ね岩をはじめ、たくさんのパワースポットがあるそうですよ。

 周辺にはいくつもの巨石がありました。しかもこれ、ただの岩じゃないんです。重なった岩の隙間から見える太陽の光や星の動きを観察することにより、暦を知ることができるんだそうですよ。実際に調べたような傷跡が岩に残っているんです。古代エジプトのピラミッドにも同じような仕掛けがあったそうなんですが、それと同じような天体観測所が、こんな極東の山の中にあるなんて、なんだか不思議な気持ちになりますよね。 

 国道256号線に戻り、郡上八幡を目指します。車も少ないし気持ちよくアクセルを回します。暑くもなく寒くもない……今がツーリングにはサイコーの季節であります。

 途中の和良(わら)の宿にある戸隠神社には「重ね岩」というのがありました。天岩戸伝説のかけらとも言われている大きな岩の上にもうひとつ岩が乗っているのですが、古代より何度も大地震があったにもかかわらず、落ちることはなかったのだそうですよ。なんか不思議な光景でした。

田植えが済んだ田んぼに樹齢約1000年の大杉。日本の原風景です。
上の石指一本で動かせる

 そして堀越峠を過ぎると、いよいよ郡上八幡の街が見えてきました。ところが、上りは緩やかなカーブだったのに、下りは次から次に襲ってくるヘアピンカーブの連続!! ただでさえカーブ苦手なのに、しかも下りのヘアピンカーブなんて、ムチャクチャ苦手なんですぅ〜!!

 え〜い!! ここは必殺の足着きターンだぁ!! てなカンジでトロトロと坂道を下っていくワタシなのでありました。

 ひえ〜〜っ!! 無事にこのまま郡上八幡にたどり着けるんでしょうかぁ〜!?

ツーリングMAP


でッ出たァ〜!! 下り急カーブ!! ワタシ一番ニガ手なんですう〜。これが次から次に襲ってくるんです!!。 でーい!! 必殺足付きターンで決めてやるー!! カッコ悪いけど、事故起こさないのが運転の基本だもんネ!!

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