2019年5月22日 

■あの「TECH21」カラーが鈴鹿8耐で復活!

昨年は決勝レースを走ることができず、悔しい思いをしたであろう中須賀克行選手。発表会後、今週末に開催される全日本ロードレース参戦のためスポーツランドSUGOに向かった。


参戦体制発表会にて。レースクイーンに挟まれ、(左より)ヤマハ発動機 MS統括部MS戦略部の堀越慶太郎部長、MS統括部の辻 幸一部長、中須賀克行選手、吉川和多留チーム監督。

 2018-2019 FIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦・鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐。7月28日決勝)で今年5連覇を目指すヤマハが参戦体制を発表。

 「令和の序幕、R1。 YZF-R1 V5への戦いの幕が上がる。」を掲げ、ファクトリーチーム(#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM)は中心的人物である中須賀克行に加え、スーパーバイク世界選手権を戦うアレックス・ローズ、マイケル・ファン・デル・マークという3年目のトリオ。また、EWCのレギュラーチームは、先日の第3戦・スロバキア8時間耐久で優勝を果たした#7 YART Yamaha Official EWC Team が出場、ブロック・パークス、マービン・フリッツ、ニッコロ・カネパを起用する。

 今年はYZF-R1が生誕21周年ということで、ヤマハのエースナンバーが「21」となるきっかけとなった「TECH21」カラーを復刻、ファクトリーチームが採用することとなった。このカラーのレーシングマシンは1980年代のバイクブームを知るバイクファンにとって誰もが記憶しているもの。「資生堂 TECH21レーシングチーム・ヤマハ」の初登場は、今も多くのバイク好きに語り継がれるドラマを生んだ1985年(平 忠彦/ケニー・ロバーツ組)。「TECH21」カラーが鈴鹿8耐を走るのは1987年(マーチン・ウィマー/ケビン・マギー組)に続き優勝を果たした1990年(平 忠彦/エディ・ローソン組)以来となる。

 今回の復刻カラーは資生堂の協力によって実現となったが、男性化粧品ブランド・TECH21自体の販売は予定していない。2019年型のYZF-R1鈴鹿8耐仕様は、1985年型FZR750(0W74)のデザインをモチーフに現代風にアレンジしたもの。

 今年5年目となるYZF-R1だが、エンジンパワーと燃費が向上し、車体も熟成されたことでよりタイヤに優しい走りが可能となるなど更なる進化も果たしているとか。ただ、今年は昨年以上にライバルチームとの激しい戦いが予想されることもあり、昨年までは優勝するための周回数を219周としていたが、今年は220周を目標にしているという。

ヤマハ鈴鹿8耐スペシャルサイト 

2019年型YZF-R1鈴鹿8耐仕様。
平 忠彦とケニー・ロバーツがトップを快走しながらゴール30分前にトラブルでリタイアという悲運により、鈴鹿8耐ヤマハ初優勝の夢が潰えた1985年のマシン・FZR750(0W74)。そんなドラマもあり、TECH21カラーは多くの人の印象に刻まれている。