2018年11月7日 

■首都高速、阪神高速、名古屋高速が先着順で1万円を補助する二輪車 ETC キャンペーンを実施

 二輪車ETCの車載器購入キャンペーンが、都市高速会社の主催で実施される。中でも名古屋高速道路公社では、二輪車ETCサービスが2008年に開始されて以来初めてのキャンペーンとなる。

 首都高速、阪神高速、名古屋高速道路公社の3社でそれぞれ5000台分、あわせて1万5000台分を用意する。ETCが搭載されていないバイクで、新規に車載器を取り付けた場合に、1台1万円を補助する。

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県(首都高速)、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、滋賀県、和歌山県(阪神高速)、愛知県(名古屋高速)の2府9件で営業する二輪車ETCキャンペーン取扱店であるバイクショップや二輪用品店が実施する。

 車載器は、旧来のETCとETC2.0のどちらも補助の対象で、車載器の種類を問わず同額の1万円。二輪車ETCキャンペーン取扱店で申込書に必要事項を記入、アンケートに回答するすることが条件だ。1万円の補助は車載器購入時に本体価格から割り引くので、ライダーがその後に必要な作業はない。適応は各高速会社別で先着順だ。

 キャンペーン中の注意事項が2つある。四輪車ETCと違って、二輪車車載器の取付は時間がかかるため、来店したその日に取り付けることは困難だ。通常は取付日を予約して、別の日に車載器取付を行う。希望者が桁違いに増えるキャンペーン中は、そのため希望の予約日をとれないことも多く、取付までに日数が必要になるかもしれない。高速道路や公社は、補助の前提として、セットアップ(車載器に車両情報などを登録すること)と取付を完了することを掲げているため、この機会に取り付けを考えるライダーは、早めに行動を起こしたほうがいい。

 また現在、二輪車ETC車載器は2社が製造する。旧来のETC1.0(2.0と分けるためにあえて呼ぶ)車載器の購入価格は2.0車載器と比較すると、GPS装置が付いていない分だけ割安だ。一体型を選択すれば車載器代金もほぼ0円になる。ただ、日本無線は1.0を収束する方向だ。ミツバサンコーワは生産販売を継続するが、1.0はモデルによっては入手に時間がかかる可能性がある。また、2.0は今後も新たな割引の施策が打ち出される可能性がある。より長く使うことを見込むなら2.0ともいえる。2.0は情報表示のためのモニターが必要なので、二輪車の場合は2.0でも料金決済だけしかできない。従来型と車載器機能はほぼ同じだが、その将来性をどう考えるかだ。

 二輪車ETCは四輪車に比べて、料金支払いの利用率でも数ポイント低い傾向にある。名古屋高速などは各社は、利用率是正を目指してキャンペーンを開始する。期間は11月30日~来年3月31日まで。補助の受付が先着のため、予定数を超えた場合は、そのことを公表後に期限内でも打ち切る。

 保有台数全体からみたバイク車載器の普及率は、ITSサービス高度化機構の各種データ集計によると25.1%。料金所での車載器利用率でも、首都高速全体98%に対して92%、阪神高速94%に対して85.5%など数ポイント低い傾向にある。初めてキャンペーンを行う名古屋高速は「バイクの車載器利用率を上げるためにキャンペーンを決めた」と話す。キャンペーンによる利用率上昇が期待されるところだ。

問:平成 30 年度 首都高 二輪車 ETC キャンペーン
TEL:03-6262-5235  受付時間:9時30分~17時(土日祝日及び 12/29~1/3 を除く)

問:平成 30 年度 阪神高速 二輪車 ETC キャンペーン
TEL:06-6448-1105  受付時間:9時30分~17時30分(土日祝日及び 12/29~1/3 を除く)

問:平成 30 年度 名古屋高速 二輪車 ETC キャンペーン
TEL:0570-017-758(ナビダイヤル。利用できないは場合 03-6262-7127)受付時間:9時30分~17時(土日祝日及び 12/29~1/3 を除く)

(取材・文:中島みなみ)