MBHCC B-6


カメラマン 志位充一
職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。

第21回「残暑お見舞い申し上げます。 行ってきました 真岡のSLキューロク館」
なんども近くを走りながら立ち寄れなかった真岡鉄道SLキューロク館に、クロスカブ110で行ってきました!

 8月が終わると夏も終わりって感じですが、まだまだ暑い日が続いています。1月以来久しぶりです。今回は人気の新型クロスカブ110で、下道でキョロトコ(きょろきょろしながらとことこ走る)しながら栃木県は真岡、益子に行ってきました。

 最近乗ったバイクの中では小さな排気量の110cc。どのくらい走るものか解らないままに、自宅から国道をひた走ります。小さな車体だからでしょうか、マナーの悪い車にあおられます。アオリ倒してくるのは、おなじみオラオラ系の黒いミニバンはともかく、プロドライバーであるはずのトラックやトレーラーも多いこと!!! こんだけアオリ運転が社会問題になっているのに……意識しなくても自然とスピードが上がり気味の走りになってしまいます。しかし新型スーパーカブ系のエンジンはすごいですね! 制限速度+20km/hの流れの中でもひけを取ることなく走行可能。しかも楽勝で。

 キョロトコどころではなくそんなこんなで走り続け、少々疲れたので楽しい裏道田舎道にそれてトコトコ。速い流れにも乗れるエンジンですが、やっぱりトコトコ走りが楽しい! いろんなもの見つけちゃUターンしたりしながら最初の目的地である真岡駅前のに到着。ここは以前から何度も目の前を通っていましたが、時間が合わずいつも通過でした。今回は目的地なので初めての訪問です。嬉しいことに入館無料です。北海道からやってきたSL2両とディーゼル機関車に珍しい貨車、さらに内部が休憩場所になっている客車もあります。
 訪問したのは夏休みの真っ盛り、子供連れのファミリーでなかなかの人気です。小さい子供がD51を指差して「おっきいね!」とびっくりしたように叫んでいました。その姿を眺めつつ、自分もこんなだったのかなと思ったりして。この日は現役SL列車であるSLもおか号の運転日。ちょうどSL列車が到着してどどーと子供たちが下車、館内は大騒ぎに。みんな夏休みのいい思い出になったでしょうね。
 騒ぎが一段落したところで、展示車両を舐めるように見学してから出発。ここは、鉄道好きにはたまらないところでした。

 

これがSLキューロク館の全景。SLをモチーフにしたデザインで、鉄マニヤはにやけるくらいすばらしい!
ここのメインはキューロク(9600型)型蒸気機関車。週末にエアコンプレッサーによる圧搾空気で実際に動きます! こちらは北海道で走っていた人気者デゴイチ(D51型)。これもエアコンプレッサーで動くんですよ!
これはその昔、貨物列車の車掌さんが乗務していた車掌車(ヨ8000型)。いまでは珍しい。 蒲原鉄道の木造有蓋貨車(ワ11型)です。どれも今は現役ではかなり珍しいものばかり。
急行ニセコなどで使われていた北海道向けの客車(スハフ44型)。車内を休憩場所として開放。こんな座席、皆さん知らないでしょ?  国鉄時代の気動車(キハ20型)。昔はどこにでも走っていたのに……と、歳ばればれ!
機関車の足周りの部品には、ほぼオリジナル時の番号が打刻されているんですよ。この部品はこの機関車の番号の打刻が! たまに違う番号もある。部品のリサイクル? 流用? そんな刻印を見てほほえむ自分は?
これが昔の客車です。ヤレ加減が時代を感じさせますね。台車も板バネのスプリングですが、当時はいいサスペンション。見ているだけで色々想像が爆発! 時間忘れます……自分だけ?
訪ねた日はC11型のSL列車の運転日。真岡駅では子供達がドバッと降りてきました! 夏休みだもんね。 なんと太っ腹な真岡鉄道。SLキューロク館は入館無料の上に駐車も無料! それもかなりの台数OK! この頃では珍しいですよね。この日も自分以外にライダーさんがおひとり、萌っていました。

 次なる目的へ向かいます。国道294号線を進んでから裏道に入ってとことこと。益子のあたりでちょうどお昼時になりました。どこかでお昼でもと走り回りましたが、どこもいっぱい。なのでいつものようにコンビニで済ませ、しばらく走って益子のひまわり畑に到着です。
 ここもすごい車にすごい人。逃げるように端っこで撮影タイムです。写真では誰もいないように見えますが、それがプロの技!? 

 

ここも目的地のひとつ、ひまわり畑。午後は比較的人も少なめでした。いい景色に会えて満足な夏の絵。

 それにしても暑い。今日も軽く30度越え! すこしクラクラしてきたので川沿いの公園で小休止して、本日のメインイベント、SL列車の撮影に備えます。木陰で受ける川からの風は心地よく、小一時間で復活して、SL撮影も無事にミッションクリア。

 

おきまりの鉄分撮影。ですが、この日は気温高めななのでSLの煙が見えません。

 田舎道をとことこ走り、以前から気になっていた昔の風情の川や鉄橋などあちこち寄り道し、道の駅でお土産なんか買って帰路につきました。あおられハイペースになりながらもなんと燃費は約71キロ! 益子から自宅まで2リットルも使っていない計算になります。小回りは効くし、荷物も積めるしLEDのライトも明るいし、改めてスーパーカブ系エンジンの高性能と好燃費に驚きながら、財布にもやさしい充実した日帰りツーリングを楽しめました。でも、さすがに1日で250キロ以上走るとお尻がちょっと辛い。もっと休みや休み走ればいいのですが。

 

焼き物の町、益子のメインの通り。暑さからか、人いませんね。 こんな昔ながらの田舎の風景が、まだある。カブが似合う。
こんな低い鉄橋も。レンガでいい味。 土木学会選奨土木遺産の小見川橋梁! そんなのあるのね。
もうすぐ稲刈りの時期。こんな道にもカブはなじみますね。とことこ帰りました。

■取材協力 ・・
   
[][Part2 第21回]
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