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■文:川崎 由美子
■イラスト・マップ:林まさのり
■協力:スズキ(株)、SUZUKI DEUTSCHLAND GMBH(スズキ ドイツ)、(株)JTB Germany GmbH、JTBコーポレートサービス

これまで2回に渡ってドイツツーリングをレポートしてきましたが、今回はそのツーリングの総まとめとして、「海外ツーリングの準備段階から出発までの流れ」と今年も開催が予定されているドイツツーリングについての詳細をお知らせしましょう。

 まずは、ツーリングツアーに参加するための申し込み手続きから出国するまで、全て日本国内のJTBスポーツデスクで行われます。
●ツアーに参加する申し込みから手続き~出国
①JTBスポーツデスクに参加申し込みをする(この時にはお金の支払い等は発生しない)
 最低催行人数に達しツアー決行が決定
②7月JTBスポーツデスクから書類が届き、申込金10万円を支払う(現金又はクレジットカード使用可能)
③ツアーに関する詳細書類が届き8月下旬に残金を現金又はクレジットカードで支払う
④全ての手続き完了
⑤各自荷物準備
⑥成田空港集合……JTBスポーツデスクの担当者がチケット手続き等のすべてをしてくれる。
⑦出発
◇ツアーが決まった時点で、持ち物など旅の準備に取り掛かかる。

< 準 備 す る 物 >

 このツアー代金に含まれるもの、含まれないものによって準備する物が決まります。
 
★ツアー代金は、渡航期間7泊9日で53万8,000円)
 その内訳として

①航空運賃

日本航空(JAL)にて 往復成田~フランクフルト便を利用
 

②宿泊ホテル代

*全宿泊ホテルは3星以上で、地下バイク駐輪所完備のホテルに宿泊
*全日朝食付き(7回) 夕食2回 ウエルカムパーティー、フェアウエルディナーを含めた食事代及び税、サービス料金、ホテルの地下駐輪所料金
 

③レンタルバイク代 (スズキ・SV650 ABS)

*車両保険代含む
 

④現地の空港への送迎及びトランスポーター、ドライバーさんの諸経費

 

⑤旅行日程中の観光料金(入場料など)

 

⑥ツアー同行の現地添乗員、サポートスタッフの費用

 
 上記に関しては全てJTBが手配するので、参加者としては、荷物の準備と諸手続きがあります。
 
●ツアー代に含まれないものをピックアップし、自分の必要なものを準備します。
 また、JTBからのツアー準備に関する詳細の資料と共に、私が作成した「ライダーがヨーロッパを走るために必要な情報」を記載した資料も参考に、個々に準備してください。

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< お 金 偏 >

 以下は、参加者の皆さんの平均した準備を列記したものです。
 

①国際免許証を取得

この取得費用は、2400円(手数料)がかかります。1年間の有効期限があり、各都道府県内の運転免許試験場で書類のみで取得。
 

②ツアー代に含まれない食事代

*昼食5回分、夕食代のサービス、税金としてツアー初日にユーロで集金(約2万4000円)。
 

③レンタルWi-Fi/ レンタル携帯電話代(希望者のみ)成田空港でレンタルし、成田で返却。

私が利用したのは、JTBから案内のあった“ドイツツーリングツアー参加者限定の特典”があるものを利用し、Wi-Fiはツアー期間中ドイツ国内の場合9,000円でした。この特典として携帯電話のレンタル料648円/日のものが無料となり、通話した場合は別途通話料がかかるというレンタル規定だったのですが、緊急時に備えレンタルをしました。ただ結果的に参加者同士の中でもSNS等で会話が出来たので、使用することなく無料で終わったのです。全く関係ないのですが、ちょっと得した感じになりました。
 

④ガソリン代

ツーリングの総走行距離は約1,600Kmだったのですが、SV650 ABSの燃費の良さのおかげで、このツアー中4回の給油で済みました。総額50€ほどだったので、日本円にして当時のレートで7150円ほどでした。現地では、給油自体は日本のセルフと何ら変わらないのですが、支払いは機械ではなく、スタンドに付随しているミニコンビニのレジで会計します。現金・クレジットでの支払いになりますが、現金が無難です。ドイツを走っていて助かるのは、“アウトバーン(高速道路)が無料”という事ですね。こういうところからしてもドイツはバイクツーリング天国だな~なんて思っちゃいます。
 

⑤海外旅行保険

海外で病院にかかるとすごく高額になる事はわかっていたので、迷わず入りました。

私の場合、JTBから案内のあったものの中から一番おすすめコースを選び、9日間のもので、13,240円コース。一番の魅力的な条件は、治療、救援費用が無制限という事です。

ドイツの場合、救急車を呼ぶと有料なので、お金を払わなくてはなりません。以前ドイツに住んでいた時に、夫の耳に蜂くらいの大きな虫が入ってしまい、慌てて救急車を呼び急遽病院へ搬送された際に請求された金額が、日本円にして6万円。とは言ってもドイツで加入していたプライベート保険ですべて支払われたのでその時は良かったのですが、海外から行くとそうはいきませんからね。

そんなことがあったので迷わず海外保険加入。何かがあってからでは遅いんですよね。13,240円を高いか安いかは個人差があるので、その都度いろいろと比べてみるといいですよね。クレジットカードにも海外保険が付随している物もあったり、クレジットカードに付随している条件をカバーするコースもあるので、それらとジョイントさせても良いですね。
 

⑥おこずかい

 
これに関しては個々様々ですね。みなさん平均して成田空港内で換金していた金額は、平均して4万円~7万円位でした。
とここまではお金にまつわる物関係でしたが、次は物理的な準備に入ります。

 

< 物 理 的 な 物 の 準 備 編>

 

①着替え

ドイツだけでなくヨーロッパでは、日本の様にホテルにコインランドリーなどを設置しているホテルはほとんどないので、ツアー中は洗濯ができないものと考えての着替えの準備をしました。

冬の旅でしたら、ホテルの部屋のハイツング(オイルヒーター)に靴下や下着類などを掛けておけば一晩で乾いてしまうのですが、夏の終わり・秋の初めは、まだハイツングを使用していない事が多いので、こうした暖房器具での乾燥ができないと考えておいた方がいいのです。しかし、その年によっては寒くなっている日などでは器具自体は使用可能ですが、暑い日に使用すると部屋中が暑くなってしまいそれはそれは大変です。よって洗濯ができない事を念頭に着替えの準備をしておいた方が良いでしょう。中には古い衣類やスリッパを持参して最後に処分し、空いたスペースを利用してお土産購入という方もいらっしゃいました。
 

②バイクグッズ

バイク用ジャケット、革パンツ、ヘルメット、グローブ、ブーツと一式のバイクウエアをスーツケースに入れるのですが、私の場合プロテクターやパットなどは軽いのでジャケットやパンツから外してかさばりを軽減させ、パット類をヘルメットの中にいれて機内持ち込みで運び、スーツケースの中には、ジャケット、ブーツ、革パンツ、着替えなどを入れました。

現地ではツーリング中ずっとサポートカーが荷物を運んでくれるので、ツーリングバッグをバイクに括り付ける必要もなく、余分なバッグは持っていかなくて済んだので大変楽でした。
 

③個々に必要な身の回り品

女性はね、お化粧品など男性よりお荷物がちょっと増えるのです。
 

④常備薬

ドイツにも優れた薬はありますが、日頃から飲み慣れている薬を持っていく事をお勧めします。
 

⑤ドイツのガイドブック

自由行動もあったりするので、あると便利ですね。
 

⑥カメラや撮影機材類

参加者のみなさん、それぞれがビデオやカメラでの撮影機材を持参し、それぞれが思い思いにツアーの様子を撮影していました。
 

⑦スーツケース

と書くと当たり前すぎてびっくりしちゃいますが、JALの場合、スーツケースは2個(1つ23kgまで無料)を預ける事が出来、それ以外に手荷物として機内持ち込み用の大きさのものが一つ可能です。お土産のことなども考慮して2つ持参された方もいらっしゃいました。私も次は2個にしようかな、なんて思っています。
 
 以上が、おおよその準備する物品やら費用になります。

 さて、準備が整い、あとは出発するだけです!
 という事で、その出発後の様子は、第一回第二回をぜひご覧ください。

 いかがでしたか? もうドイツを、そうしてアウトバーンを走りたくてたまらなくなった方もいらっしゃるといいのですが……今年も開催を予定しています!
 ぜひぜひ一緒にドイツを走りませんか? ドイツでおとぎの国のような景色の中を走り、美味しいお食事、滅多に経験する事の出来ない観光をバイクと共にしてみませんか?
 

 
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「川崎由美子と行くドイツ・ロマンチック街道ツーリングツアー」のご案内
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<ツアー詳細>
★2018年8月26日(日)成田発~9月1日(土) 成田着
★使用航空機 :日本航空(JAL)
★参加条件:20歳以上の二輪普通免許以上の方
★レンタルバイク:スズキドイツ本社にてレンタル レクチャー付
         スズキSV 650ABS、 V-Strom 250 / 650 / 1000他を予定
★宿泊先 :ニアシュタイン、ヴュルツブルク、ネルトリンゲン、フュッセン、ミュンヘン
      *基本的に2名一部屋利用ですが、別途追加料金にて1人部屋も可能。
★添乗員・スタッフ:現地JTBヨーロッパの係員(昨年同様)、元スズキレースライダーやスズキクラブアンバサダーでもあり、ドイツで唯一の日本人ワイン醸造家でもある浅野秀樹氏やスズキクラブJaJa-Uma クラブ代表のヨーリック氏らが万全な体制でサポートをしてくださいます。
サポートカーがあるので、荷物も積載していただき、大変安心です。
★普段入る事が出来ない、スズキドイツ本社にて走行前には事前レクチャーが行われ、参加者の体型に合わせた足付き等を調整してくださいます。

★成田空港からは、私、川崎がフランクフルトまで一緒に向います。
★ツアー日程 8月26日(日)JAL407便にて 成田空港発―フランクフルト着
               ニアシュタイン泊 浅野氏のワイナリーにてウエルカムパーティー
       8月27日(月)スズキドイツ本社にてオートバイをレンタル :レクチャーなど
               ヴュルツブルク泊
       8月28日(火)ヴュルツブルク→ ローテンブルク→ ディンケルスピュール→ ネルトリンゲン泊
       8月29日(水)ネルトリンゲン→クルムバッハ→ ホーエンシュヴァンガウ →フュッセン泊
       8月30日(木)フュッセン→エーアヴァルト→ミッテンヴァルト→ミュンヘン泊 ミュンヘンでバイク返却
       8月31日(金)ミュンヘン空港 発→ヘルシンキ経由 JAL利用(JL414)→成田空港
       9月1日 (土)成田空港着 

★お問い合わせ・お申込み先
詳細はこちら(ツアーの直接リンク)

 なかなかお盆休み明けの月末なのでお休みが取りにくい時期ではありますが、次回の予定は未定です。
ぜひこの機会に参加をご検討いただけますと嬉しいです。


| 川崎由美子と行くドイツロマンチック街道ツーリングツアー 第1回 |

| 川崎由美子と行くドイツロマンチック街道ツーリングツアー 第2回 |

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