MT-09 ABS/MT-09 SP ABS 1,004,400円/1,112,400円(3月20日発売)

★ヤマハ MT-09 ABS/MT-09 SP ABS 車両解説

MT-09 ABSが2018年モデルに、上級モデルの「SP」も設定

新世代の“MT”シリーズ、MT-09は、水冷3気筒、846cc、DOHC4バルブF.I.エンジンして2014年4月に発売が開始された。「ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的なデザイン」を持つと紹介された車体に、MotoGPマシン“YZR-M1”のヒューマンフレンドリーなハイテク技術、クロスプレーン・コンセプトにも基づいて開発されたエンジンを搭載していた。開発コンセプトは“Synchronized Performance Bike”。「日常の速度域で乗り手の意志とシンクロする“意のままに操れる悦び”を提唱する」マシンのデビューだった。

フレームはアルミダイキャスト製ダイヤモンドタイプフレームで、外側締結リアアームなどとともに、最新テクノロジーを導入することで市街地での楽しい走りを狙いとした方向で開発されていた。YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)およびD-MODE、マスの集中に貢献する一体成型のエキゾーストパイプ&サイレンサー、アルミテーパーハンドル、ラジアルマウント式フロントブレーキキャリパー、アルミ鍛造ブレーキ&シフトペダルなどなど。そして極めつけは装備重量188kgがMT-09の性格のすべてを物語っていると言えた。

2015年3月には、ABS標準装備モデル、MT-09 ABSにレースブルーとマットシルバーを調和させたニューカラーが設定されている。マットシルバーの車体をベースに、ホイールとフォークアウターチューブにレースブルーを採用してアクセントととし、車体には、RB(レースブルー)シリーズとしてヤマハのレーシングスピリットを象徴する“RB”ロゴも追加されていた。

2016年3月には、初のマイナーチェンジとして、ABSを採用するMT-09 ABSにトラクションコントロール(TCS)が新たに採用された。2モード+オフから選択が可能で、点火時期と燃料噴射量、そしてスロットル開度を統合制御するタイプのトラクションコントロールだった。

2017年2月には、初のモデルチェンジが行われたが、スタリングよりも主に中身、メカニズムのアップグレードが実質的な変更点だった。開発コンセプトは“Multi performance Neo readster”。A&S(アシスト&スリッパー)クラッチの採用を始め、滑らかなシフトアップを可能とするQSS(クイック・シフト・システム)、圧側減衰調整機能を追加したフロントサスペンションを採用。また、スタイリング面でも、フローティング風懸架のLED4灯ヘッドランプを採用したフロントフェイスデザイン、“塊感”“力感”を強調したサイドビュー、そしてショートテールを実現したアルミ鍛造製ステーによる片持ちのリアフェンダーなどMTシリーズの個性をより強調するスタイリングが取り入れられていた。

今回の2018年モデルへの変更はMT-09シリーズのカラーリング変更と共に、MTシリーズの旗艦であるMT-10と同様、上級仕様を誕生させてきた。スタンダードなMT-09をベースに、スーパースポーツモデル並みの減衰力を発生するスペシャル仕様のKYB製フロントサスペンションを装備、フロントとリアのバランスを取りながら、バネレート、減衰力を最適化したOHLINS製フルアジャスタブルリアサスペンションの装備、そして質感を感じるダブルステッチ入りのシートの採用、引き締まった印象を与えるブラックバックのデジタルメーターの採用、塗分け塗装などにより、上位モデルのMT-10 SP ABSとリレーションすることで上級仕様としての存在感を強調したカラーリングを採用している。

MT-09 SP ABS。「ブラックメタリックX」(ブラック)。
MT-09 SP ABS。SPのカラーはブラックの1色。
MT-09 ABS。「マットグレーメタリック3」(ニューカラー/マットグレー)。

MT-09 ABS。「ディープパープリッシュブルーメタリックC」(ニューカラー/ブルー)。
MT-09 ABS。「マットダークグレーメタリック6」(マットダークグレー)。

 

★YAMAHA プレスリリースより (2018年2月27日)

高性能サスペンションなどを採用した上級仕様「MT-09 SP」を設定
ロードスポーツ「MT-09」シリーズ 2018 年モデルを発売

ヤマハ発動機株式会社は、ネイキッドとスーパーモタードの“異種混合”スタイルに水冷直列3 気筒845cm3エンジンを搭載し、優れた走行性能で人気の「MT-09 ABS」の上級仕様として「MT-09 SP ABS」を設定し、3月20日より発売します。また、スタンダードモデル「MT-09 ABS」のカラーリングを変更し、同日より発売します。

「MT-09 SP ABS」は、スタンダードモデルをベースに高い次元の走りと、クラスを超えた質感を実現しました。主な特徴は、1)スーパースポーツモデル並みの減衰力を発生するスペシャル仕様のKYB製フロントサスペンションの装備、2)フロントとリアのバランスを取りながら、バネレート/減衰力を最適化したOHLINS製フルアジャスタブルリアサスペンションの装備、3)質感を感じるダブルステッチ入りシートの採用、4)引き締まった印象を
与えるブラックバックのデジタルメーターの採用、5)塗り分け塗装などにより、上位モデル「MT-10 SP ABS」とリレーションすることで上級仕様としての存在感を強調したカラーリングの採用などです。

「MT-09 ABS」は、ニューカラー2色を含む3色設定で、それぞれのカラーリングコンセプトをより強調したカラー&グラフィックとしました。「ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)」は、ブラックエリアを拡大することにより、シリアスな印象を強調しました。「マットグレーメタリック3(マットグレー)」は、グラフィックのイエローのアクセントカラーを拡大することにより、軽快な印象を強調しました。「マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)」は継続販売します。

<名称>
「MT-09 ABS」
「MT-09 SP ABS」
 
<発売日>
2018年3月20日
 
<メーカー希望小売価格>
「MT-09 ABS」 1,004,400円 (本体価格 930,000円/消費税74,400円)
「MT-09 SP ABS」 1,112,400円 (本体価格 1,030,000円/消費税82,400円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
 
<販売計画>
1,200台(シリーズ合計/年間、国内)
 
<カラーリング>
「MT-09 ABS」
・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ニューカラー/ブルー)
・マットグレーメタリック3(ニューカラー/マットグレー)
・マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)
「MT-09 SP ABS」
・ブラックメタリックX(ブラック)
「MT-09 SP ABS」フィーチャーマップ
・質感を感じるダブルステッチ⼊りシート
・塗り分け塗装を⾏ったタンク
・フロントとリアのバランスを取りながらバネレート/減衰力を最適化したOHLINS製フルアジャスタブルリアサスペンション
・引き締まった印象を与えるブラックバックのデジタルメーター/黒ハンドル/黒レバー
・スーパースポーツモデル同等の減衰力を発生するスペシャル仕様のKYB製フロントサスペンション
・スポーティな印象を与えるリムグラフィック(前後)
 

★主要諸元

車名型式 2BL-RN52J
MT-09 SP ABS〈MT-09 ABS〉
発売日 2018年3月20日
全長×全幅×全高(m) 2.075×0.815×1.120
軸距(m) 1.440
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.820
車両重量(kg) 193
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 29.4(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
19.7(WMTCモード値 クラス3 サブクラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 N711E
水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 845
内径×行程(mm) 78.0×59.0
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 85[116]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 87[8.9]/8,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 T.C.I.(トランジスタ式)式
潤滑油方式 ウェットサンプ
潤滑油容量(L) 3.4
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.666
2速 2.000
3速 1.619
4速 1.380
5速 1.190
6速 1.037
減速比1次/2次 1.680/2.812
キャスター(度) 25°00′
トレール(mm) 103
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム(リンク式)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1 燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
 ※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
 ※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。