FIMアジアロードレース選手権 (ARRC)参戦記 第19回(最終回?)ナイトロ・ノリの「アジアはあぢ~でかんわ」<br />

ナイトロ・ノリこと芳賀紀行とその実兄である芳賀健輔がともに立ち上げたK-max Racing。2017 FIMアジアロードレース選手権スーパースポーツ600クラスに参戦を開始したチームは、今シーズン最後の戦いの地、タイ・チャン・インターナショナル・サーキットに降り立った。


●取材協力-K-max Racing
FIMアジアロードレース選手権 Rd.6 タイ
11月30日~12月3日
チャン・インターナショナル・サーキット(全長4.554㎞/コーナー数12)
K-max Racing #41 YAMAHA YZF-R6 (スーパースポーツ600㏄クラス)
予選=15番手 レース1=11位 レース2=12位  ポイントランキング=10位(ライダー)/9位(チーム)
 みなさん、こんにちは、K-max Racing の芳賀です。 おにぃ(芳賀健輔)と一緒に立ち上げたK-max Racingから、FIMアジアロードレース選手権(ARRC)に今シーズンから参戦して、ついに最終戦となりました。 開幕前にバタバタしとったのがつい昨日のことのようだけれど、あっという間に1シーズン終わっとったわ。

 その最終戦の舞台は、第2戦の舞台でもあったタイ・ブリラムにあるチャン・インターナショナル・サーキット。ARRC のシリーズで最も新しいサーキットで、来シーズンから MotoGPも開催するこのコースは路面の様子もいい。でも、4月の第2戦の時はエンジンが壊れてリタイアしとるし、去年の最終戦でも転倒リタイアしとって、あんまし結果が噛み合ってないところもあるんだわ。ただ、チームとしては、今シーズン2回目のサーキットだもんで、これまでの経験のないコースに比べれば、データもある。ということで、ちょこっと期待を持ってサーキット入りしたんだわ。

 そんなこともあってか、チームのYZF-R6は走り出しからのマシンのフィーリングはよかったんだわ。ただし、タイムを削っていこうとすると、リアのトラクションが足りぃせんという症状になっとった。その部分を何とかするべく、短い時間内に調整を重ね、いろいろと試してみて、練習走行から予選セッションも使い切ってまったのが、結局いいセットアップを見つけことはできず、決勝レースを迎えたんだわ。

 ほんな状況だったもんで、もちろん予選も振るわんくて、15番手グリッドからのスタート。レース1はスタートは決めたもんで、6番手まで順位を上げられたけれども、ジリジリと順位を下げていって11位で終わってまった。続く日曜日のレース2もスタートはうまくいって10番手あたりまで前へ出たんだけど、最後には12位となってまったわ。今回も結局攻めきれ―せんまんまだったわ。シーズン最後のレースくらいはもう少し見てもらえるレースにしないかんかったんだけどね。

 これで今シーズンも終了。(加賀山)就臣んとこで、このARRC に参戦を始めて2年。今年は心機一転、新たにチームを立ち上げて参戦したわけだけど、兄弟でのチームというのは初めての経験。これまでと違って、いろいろと手探りなところもようけあったけど、K-max Racingのチームスタッフもみんな頑張ってくれとったことだし、自分自身も大きな怪我もなかったし、いいシーズンだったと思う。結果が出なかったのは、やっぱり、参戦初年度ということで、シーズン前の準備不足がそのまんま今シーズン引きずってしまったと思っとる。皆さんにはいいところも見せれんかったのがすごく残念だけど…。
 これからも引き続き、 皆さん応援よろしくお願いします。ありがとうございました。


タイ国内は故プミポン国王の1年の喪も明けて、サーキットのイベントも再び活気あるものとなってきた。


結局、鈴鹿戦以降の4戦に、AP250クラスで出場となった、ノリの長男である芳賀瑛大(はがあきと)選手。


瑛大選手の結果は、予選は振るわず27番グリッド。レース1は20位。レース2では21位完走でレースを終えた。チームランキングでは25位を獲得している。
今回タイ・ヤマハ・チームは、新型R6のカウルを装着したマシンを投入。このタイ・ヤマハ・チームには、#22 アピワット・ウォンタナノン選手がワイルドカードで参戦し、2レースともに制することとなった。
来年の話は、まだ体制も含め調整中。瑛大選手の参戦についても、アジアで走らせるのか、ヨーロッパで走らせるのか、ということも思案中だという。

芳賀紀行(はがのりゆき)

1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。2015年から、TEAM KAGAYAMAに合流し、FIMアジアロードレース選手権への挑戦を始めているが、3シーズン目となる今年からK-max Racingから参戦を開始した。


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