第10回CB OWNER'S MEETING

 
 2014年6月1日に始まったCB Owner’s Meeting。初回の場所はホンダの歴史がぎゅっと詰まったHonda Collection Hallを正面に見るツインリンクもてぎのパーキングにおいてだった。鈴鹿サーキットでの開催を加え、年2回ペースで開催され、2016年からは熊本のHSR九州を加え、「ホンダとCB」とのゆかりが深い場所で年3回ペースでの開催となる。今回の鈴鹿でその開催も数えて10回目。すっかり定番イベントへと成長した。これまで、ミーティング会場に集まったCBはのべ5804台。参加者は6473名にも及ぶ。
 2017年の最終ラウンドとなった今回、11月12日の鈴鹿サーキットの天候は晴れ。今回も805名という参加者が会場に集い、多いに盛り上がったのである。

■レポート:松井 勉
■写真協力:ホンダモーターサイクルジャパン 

 午前10時の開会前から会場裏に拡がるパーキングにはCB CB CB……、もうCBの波なのだ。単気筒、2気筒、4気筒。排気量と年代を問わないCB軍団が秋の柔らかい太陽を跳ね返し、文字通りきらめいている。
 今年は、CB1000 SUPER FOUR 、CB400 SUPER FOURを核としたPROJECT BIG-1が始まって25年目。それを記念したスペシャル展示がされたほか、ニューモデルが会場で参加者を出迎えるサプライズもあり、午後4時のフィナーレを飾った鈴鹿サーキットフルコースを使ったパレードランまで、参加者はたっぷりとミーティングを楽しんだのである。

参加者達は午前9時頃から続々と会場入り。スタッフに誘導されみるみるパーキングを埋めて行く。
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CBとは──。パーキングロットに集まったCB達を見ていると時代を造り、今に受け継ぎ、新しい価値観を生み出す様がよくわかる。CBってやっぱりホンダ、ロードバイクの屋台骨。現在進行形にしてヘリテイジ。同じ機種なのに2台と同じものがない程、手が入り愛されている様子がわかる。
初代CB1000 SUPER FOUR、初代CB1300SUPER FOUR、2代目CB1300 SUPER FOUR等々、400を含め、歴代の主要モデル7台がHonda Collection Hallから集まった。「きれいだ!」「ノーマルだ!」と同型車オーナーからは羨望の眼差しも受けていた。 2018年に向けて発表された最新作。環境規制対応のモデルチェンジながら、スリッパークラッチの装備でクラッチ操作力の低減や、より魅力的になった排気音など、4気筒ファンの心をふるわせる仕様となっている。「どれどれ……」と跨がり、しっかりチェックするのもファンならでは。
数日前、ミラノショーで発表されたばかりの新生CBシリーズも1000、250、125がこの会場でお披露目されている。伝統を重んじるCB乗りもやっぱり新しいものもスキ。CBを名乗るからには伝統という二文字をしっかり封入したい。そんなデザインチームの思いもあり、丸型ライトが選択されたという。LEDだからこんなに大きくする必要はないんですが、とはデザイナー氏。ただ、サイズは大きいが、フォークへの密着感はLEDを使わないと表現出来なかった部分だという。

 スペシャル・ゲストには自身もCB 400 SUPER FOURのユーザーでもある梅本まどかさん(元SKE48のメンバー!)。彼女は自宅からCB Owner’s Meetingに愛車を走らせてきた。さらにステージでマイクをにぎり、トークやジャンケン大会で会場を盛り上げるなど、CBファンとの交流をしっかりと図った。
 
 BS 11の人気番組『MOTORISE』(毎週金曜日 22:30~23:00  )でナビゲーターを務める中野真矢さん、延時成美さん、下川原梨紗さんによるステージ進行で会場が一つとなったのはもちろん、多くのCBオーナーが関心を寄せるマフラーやカスタムバイク、ドレスアップパーツをはじめ、ツーリングバッグからテントなどまで気になるアイテムをひっさげて参加した出展ブースにも人の波が途切れなかった。

BS 11のMOTORISEのナビゲーター達がステージ進行を担当、盛り上げた。左から延時成実、下川原梨紗、梅本まどか、そして中野真矢。ステージ袖で打ち合わせ中に一枚。笑顔がステキです。開会式ではホンダモーターサイクルジャパンの加藤社長もご挨拶。
会場を取り囲むように設置されたサプライヤー出展ブース。ブリヂストン、ダンロップ等が気になるタイヤを持ち込み、モリワキ、アールズ・ギアの地元鈴鹿勢はカスタムされたCBや、オールチタンマフラーを装着したCBを持ち込んだ。アクティブ、キジマ、プロトはパーツを中心に、タナックスはバッグ類、ミラーなどツーリングに欠かせないアイテムを、デイトナはパーツ類の他、ガレージボックスも会場で展示していた。また、HMJはオリジナルウエアをガレージセール。

 また、参加型のイベントとしてお馴染みとなった一本橋遅乗り競技でもある「CBチャレンジ」も盛り上がった。このコンテンツは教習所にあったあの一本橋と同じ長さ15メートルの板を敷いて行われる。主催者が用意したCB400 SUPER FOURを使い、走行タイムがデジタル掲示板で表示される。
 イベントコーディネーターを務めるのは、2003年の鈴鹿8耐で故・鎌田学さんとペアを組んで勝利を収めた生見友希雄さん。彼がスタートからフィニッシュまで実況してくれるという豪華さだ。さらにベテラン、鈴木誠選手や全日本に参戦する若手、渥美心選手らもホストとしてサポートに加わっている・……!
 今回、女性ライダーが1位をゲットする活躍を見せた。チャレンジャーを次回も待っている。

いつもはもっと巧く行くんだけど……。僅か数メートル先にはびっしりのオーディエンス。タイムを取るというだけで緊張するのに、周りの視線が走りを乱す。走行ラインが規制された一本橋。途中で落ちたらノータイムのサドンデス。卒検スタイルで一本勝負。バイクはイコールコンディション。風があったこともあり、難しい瞬間もあったが、鈴木誠選手、渥美心選手らがしっかりバックアップを受け持つ。
鈴鹿サーキット内の交通教育センター前のコースを使ったライディングレッスンも行われた。希望した参加者は抽選で30名が選ばれ2グループに分けて、午前組、午後組に分かれてレッスンを受講した。低速での取り回しなどを中心にビッグバイクには有意義な内容だった。愛車で参加出来るので、即活用出来るのも嬉しい。
勝った人だけ、負けとあいこは座って下さい! ライダー達の熱いバトルを繰り広げたジャンケン大会。梅本まどかさんの掛け声が程よい清涼感。ちゃんとレディース向け、子ども向けの景品を用意するあたりもニクイ演出。 バイクが好きだ! など、自分のCB愛を大声で叫ぶ。新たなコンテンツとして加わった大声コンテスト。優勝者はMFJのレースレギュレーションに合致せず車検落ちするほどのボリュームだった。 メインコース脇のタワーも今日はCB Owner’s Meeting仕様に。

 こうして1日、鈴鹿の秋晴れの中、仲間との再会やCBを盛り上げるコンテンツを楽しんだエントラント達は、鈴鹿サーキットで行われるパレードランのために、移動を開始。実に429台ものCBがメインストレートに並ぶ壮観な勇姿を撮影した後、2グループに分かれ、それぞれが3ラップのサーキットランを楽しんだ。
 途中、まるで8耐の夕暮れを思わせる西日が逆バンクからダンロップコーナーを照らす中、満喫したCB乗り立ちは、再会を約束して2017年ファイナルとなるこのCB Owner’s Meetingを締めくくったのである。

メインストレートに集まったパレードランの参加者達。一列に50台。先頭は8耐のポールポジションの位置だから、最後尾までの長さは相当なもの。このあと2グループに別れてパレードランスタートとなった。最初のグループが走行中、次なるグループはピットレーンで待機。3ラップする頃にはほぼ鈴鹿サーキット全周に渡りCBが数珠つなぎになるほど。凄い!
お馴染み、フォトセッションでは、愛車との2ショットをプロのフォトグラファーが撮影。もちろん、タンデムでの参加も大歓迎!
会場入口付近にはメッセージを書き込める10回記念フラッグが。皆さん、思い思いのコメントを書き込み、お昼前にはみっちりとメッセージが並ぶことに。
パーキングを歩けばこうしたグループに何組も出会えた。集う同士。バイクの年代、モデルも揃った感じが多く見受けられた。毎回、このミーティングで会うのが楽しみ、という仲間の交歓の場としてもしっかり機能しているのだ。
受付ではこうしたモノが参加者に手渡された。中でも10回を記念したハンティングはしっかりとした素材で会場でも多くの参加者が被っていた。
参加者を見送るスタッフ達。中部、近畿はもちろん、東北、四国、九州、中国など各地方から熱心なCB乗り達が鈴鹿に集まった。
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参加者が集まっての記念撮影。10回目を記念してCBの人文字でも一枚。


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