スーパーカブのすべて


スーパーカブ50史上最強のスーパーデラックス


1982年4月 スーパーカブ50SDX

■エンジン型式:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ■総排気量(内径×行程):49cc(39×41.4mm) ■最高出力:5.5ps/9000rpm ■最大トルク:0.48kg-m/6500rpm ■圧縮比:9.8 ■変速機:自動遠心式4段ロータリー(停止時のみ) ■全長×全幅×全高:1835×660×1030mm ■軸距離:1180mm ■車両重量:78kg ■タイヤ前・後:2.25-17・2.25-17 ■発売当時価格:137,000円 ■発売開始:1982年4月

 スーパーカブ50史上最強の5.5馬力を誇るスーパーデラックスが誕生。

 角目ヘッドライト、角型ウインカーなどそれまでとは異なった直線基調のニューボディに搭載されるエンジンは、リッター105kmを達成したエコノパワーエンジンがさらに進化。エコノミードライブ(ED)レンジが追加され、4段となったミッションや燃焼効率の向上等によりリッター150kmを実現した。セル付(148,000円)とキックのみ(137,000円)が設定された。70と90にも同ボディのSDXが設定されたが、ミッションは3段。

 SDX以外の一般モデルは基本的に前年と同型のボディを継承しているが、燃費、馬力、トルク(90は変更なし)は50が105→130km/L、4.5→4.7ps、0.48→0.49kg-m。70が5.7ps→6.0ps、90が75→80km/L、6.8ps→7psと向上した。

 ラインアップは50がスタンダード(119,000円)とデラックス(127,000円)。90はデラックス(150,000円)が設定された。70はSDXのみで、SDX以外にセル付は設定されていない。



1982年4月

■スーパーカブ50SDX
○スーパーカブ70SDX
●スーパーカブ90SDX
●スーパーカブ50PRO

更なる燃焼効率、吸気の充填効率の向上、摩擦損失の低減により燃費(105→150km/l)と出力(4.5→5.5ps)向上 70と90は燃費(75→80km/l)、最高出力(70は5.7→6.0ps、90は6.8→7.0ps)、扱い易さがより向上 エコノミードライブ(ED)レンジの変速機に角型の新スタイルを採用した50SDX発売 137,000円 50スタンダードをベースに走行中でも3速からニュートラルにシフトできる完全ロータリー式変速を採用する集配達業務用 50PRO発売 119,000円




1983年1月

生産累計1,500万台達成


1983年2月

■スーパーカブ50スーパーカスタム発売

副吸気回路の採用、イグニッションコイルの改良などにより燃焼性能が高められ、180km/lの超低燃費を実現 144,000円


1983年4月

■スーパーカブ50

燃費130→145km/l(50スタンダード、50デラックス。PRO改めPタイプは125→140km/l)、出力(4.7→5.0ps)、トルク(0.49→0.51kg-m)向上 50スタンダード 124,000円


1983年10月

■スーパーカブ50

50シリーズがエンジンの一部、ギア比変更 全車最高出力4.5ps、最大トルク0.52kg-mに Pタイプはビジネスに名称変更 スーパーカスタムにアンチリフト機構採用 50スタンダード 126,000円


1986年3月末

生産累計1,650万台達成



1982年4月 スーパーカブ50スタンダード


1982年4月 スーパーカブ90デラックス


1982年4月 スーパーカブ70SDX


1982年4月 スーパーカブ90SDX

 70と90にも新型ボディのSDXを設定。ただしエンジンは50に搭載された4段ミッションのニューエコノパワーエンジンではなく、改良によって燃費、馬力が向上した従来のエンジンを引き続き搭載。



1982年4月 スーパーカブ50PRO

 停止と発進を繰り返す新聞配達などの業務用として走行中でも3速からニュートラルに入れることが可能なクイックリーチェンジ機構や大型サイドスタンドを装備した配達仕様。翌年4月にPタイプ、10月にはビジネスと名称は変更されたが1990年代末まで販売された。



1982年 赤カブ

 50SDXのセル付のボディを鮮烈なモンツアレッドとし、クランクケースやチェーンカバー、ヘッドライトリム、ウインカー、フロントキャリア、リアキャリア、バックミラー、エンブレムをブラックで引きしめた赤カブもバリエーションに加わった(発売月は不明)。価格は150,000円。



未だ破られぬリッター180kmを達成

1983年2月
スーパーカブ50スーパーカスタム


1983年10月
スーパーカブ50スーパーカスタム

■エンジン型式:空冷4ストローク単気筒OHC2バルブ ■総排気量(内径×行程):49cc(39×41.4mm) ■最高出力:5ps/8000rpm ■最大トルク:0.5kg-m/6000rpm ■圧縮比:10.0 ■変速機:自動遠心式4段ロータリー(停止時のみ) ■全長×全幅×全高:1835×660×1085mm ■軸距離:1180mm ■車両重量:78kg ■タイヤ前・後:2.25-17・2.25-17 ■発売当時価格:144,000円 ■発売開始:1983年2月

50スーパーデラックスのリッター150kmでも相当なインパクトであったが、好燃費を追求する勢いは止まらず、翌年スーパーカスタムにモデルチェンジを行ない前人未踏のリッター180kmを達成。

馬力はダウンしたもののトルクは0.5kg-mにアップし、燃費追求のため「風をスムーズに後ろへ流すエアロミラーとメーターバイザー。空気抵抗を出来る限り小さくするデザイン」(カタログより)も新たに装着して外観から与えるインパクトも大きかった。セル付(157,000円)とセル無しをラインアップ。

 10月にはギア比変更とブレーキング時のフロントの浮き上がりを防止するアンチリフト機構を追加しマイナーチェンジ(価格はセル付、セル無しともに2,000円アップ)。モンツアレッドの赤カブ(セル付のみ)も再び設定された。



1983年4月
スーパーカブ50デラックス


1983年10月スーパーカブ50
スーパーカスタム(赤カブ)


1983年10月
スーパーカブ50ビジネス

 スタンダード、デラックス、Pタイプも燃費や馬力、トルクが向上。10月には50シリーズ全車がギア比等を変更し全タイプが4.5ps、0.52kg-mに統一された。

 スーパーカスタムにモデルチェンジした後もモンツアレッドの赤カブは再び設定された。セル付のみで価格は50スーパーカスタムと同じ157,000円。

 1982年に誕生した常時ロータリー式のPROは、1983年4月Pタイプ、10月にはビジネスと名称が変更されたが装備は変わらずに継承。


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[スーパーカブ全史・・・4・・・・・]

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